***短編*** <続>蝶よ花よ、と。 ***

『なんて素敵にジャパネスク〜二次小説』


※多少、セクシャルな表現がありますので苦手な方は閲覧ご注意ください。


注)このお話は『蝶よ花よ、と。』の続編です。






***短編*** <続>蝶よ花よ、と。 ***








蝶に蜜を吸われてる時の花って、もしかしたらこんな気持ちなのかも知れない───

高彬の愛撫を受けながら、頭の片隅でそんなことをぼんやりと思う。

高彬の柔らかい唇と舌先が、あたしの全身を、時に強く、時に優しく吸っていく。

「・・・あぁ・・」

思わずのように漏れた吐息を高彬は聞き逃さなかった。

その部分を丹念に重点的に吸われ、身震いするようにあたしの身体は勝手に動き出す。

片手だけでいとも簡単にあたしの身体を封じ込めると、高彬はまるであたしの反応を楽しむように舌を動かしてきた。

「・・あぁ、だめ・・高彬。やめ・・て・・」

うわ言のような言葉は、そのまま喘ぎ声に紛れて行ってしまう。

こんな時の高彬は、イジワルで、優しい。

「あぁ・・!いや・・・」

あたしを追い詰めて、とことんまで追い詰めたところで、ふいに優しくなる。

「瑠璃さん・・」

まるで心配しているかのような声であたしを呼んで、だけど、こんな目に合わせてるのは、高彬なのに・・・

イヤと言っても、ダメと言っても、やめてくれないくせに、どうしてそんなに優しい声で呼ぶの・・・

さっきからあたしは、高彬に脱がされたお衣裳の上に寝かされたままでいる。

鮮やかな色目のお衣裳は、ひんやりと滑らかにあたしの肌に纏わりついていて、その冷たさが気持ち良くて、あたしは自分の身体が熱くなっていることが分かった。

どんどん追い詰められて、身体は燃えるように熱くなってくる。

「・・あ・・!」

あっけなく舌でいかされたあたしに、容赦なく高彬は身体を沈めてきた。

「あぁっ・・・」

その圧迫感に、あたしは思わず指先でお衣裳を掴んでいた。

上も下も分からなくなるような浮遊感がじきにやってくるのはわかっているから、何かに掴まっていないと不安だった。

ふいに高彬があたしの手を掴み、指先がお衣裳から引き離されてしまう。

導かれたのは───

高彬の背中だった。

ここを掴め、と───

無言でそう言ってくる。

有無を言わせない仕草に、あたしは両手を高彬の背中に置いた。

高彬が動くたび、指先に力が入り、高彬の力強い動きに身体の奥の方から快感の波が押し寄せてくる。

あたしはギュッと目を瞑った。

あぁ、ダメ・・・、また飲み込まれてしまう・・

「瑠璃さん・・」

頭が真っ白になり、何も分からなくなる頃、高彬の声が聞こえてきた。

甘くて、せつなそうなかすれ声・・・

室内には肌のぶつかり合う音と、湿ったような音が響いていて、きっとあたしは今、ものすごく淫らな格好をしてるのに違いなくて・・・

「瑠璃さん」

脚を抱えられ、更に腰を密着させられて、狂ったようにあたしは頭を振った。

悲鳴のような声をあげていたかも知れなくて、慌てて口をつぐんだら高彬に接吻をされていた。

優しい接吻かと思っていたら、違ってた。

噛みつくような手加減なしの接吻。

まるで、あたしにとどめを刺そうとでもしてるような接吻・・・

こんな時の高彬は本当にイジワルに感じてしまう。

お願いだから、もう許して、と懇願したくなるくらいの激しさであたしを追い詰めてくる。

口内を舌で掻きまわされながら激しく突き上げられ、わけが分からなくなったあたしは、いつの間にか泣いていたみたいだった。

高彬に頬を拭われて、それであたしは自分が泣いていたんだ、と気が付いた。

「・・・大丈夫?」

ふいに優しい高彬に戻って聞かれ、あたしは力なく頭を横に振った。

「いやよ・・、もっと優しくして・・」

涙声で言ったら、高彬は困ったような顔になった。

「・・・ごめん。これでも優しくしてるつもりなんだけど・・」

「・・・・」

「瑠璃さんが可愛過ぎて・・・」

「・・・・」

「気持ち良すぎて・・・」

「・・・・」

「ごめん・・・」

優しい接吻をひとつして、まるでそれが免罪符だったみたいに、また高彬が動き出した。

すぐに大きな快感が押し寄せてくる。

「高彬・・!」

背中に腕を回したまま、あたしは顔のすぐそばにある、高彬の腕の辺りに顔を埋めた。

叫び声を出ないように、唇を強く押し当てる。

「瑠璃さん、いくよ・・!」

「・・・あたしも・・。・・・あぁ・・っ」

高彬の動きがさらに強まり、あたしが上り詰めたことを確認すると、高彬もすぐに果てた───



*****



息が整った後も、身体の浮遊感はまだ続いていた。

高彬の胸からはトクトクと言う規則正しい音が聞こえてきて、耳を寄せて静かにその音を聞きながら、まどろみの中であたしは一人密かに微笑んだ。

やっぱり今日も聞けたわ・・・

あたしが一番、高彬に言われて嬉しい言葉。

閨の中であたしを「瑠璃さん」と呼ぶ、あの高彬の声。

切なげで、少し掠れてて───

「どうしたの、瑠璃さん」

あたしの些細な表情の変化に気が付いたのか、上から高彬が顔を覗き込んできた。

「・・・ううん」

あたしはそっと頭を振った。

高彬にだって、こんなこと言えないわ。

あたしだけの秘密。一人だけの秘め事・・・

「何でもないわ・・」

そう返事して、あたしは蝶が花の蜜を吸うように、高彬の裸の胸に「チュっ」と小さい音を立てて、ひとつ接吻をしたのだった。





<終>


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Secre

藍さま

藍さん、おはようございます。

> みみみみ瑞月さんっ!
> このお話、わたしの、例のあのイラストがもとになってるとですと!?

そうなんですよ~~~!
もう、あのイラストは妄想の泉と言いますか、宝庫なんです。

> やってて良かった公文式・・・もとい、描いててよかった高彬!!

えぇえぇ。備えあれば憂いなし、ですもんねぇ。
藍さんが高彬のジューシーなイラストを描いて下さったおかげで、全国の高彬ファンが、無事「高彬定期テスト」に合格することが出来ました。
野村萬斎氏も、さぞ喜んでいることでしょう。

> 脱がせた甲斐がありました~(笑)

これでご満足されることなく、ぜひ、次のステージ(?)に進まれることを願ってやみません!

No title

みみみみ瑞月さんっ!
このお話、わたしの、例のあのイラストがもとになってるとですと!?

やってて良かった公文式・・・もとい、描いててよかった高彬!!
 
こ~んなジューシーなお話が読めるなんて
(ベリーさん、イラストにジューシーありがとうございました 笑)
脱がせた甲斐がありました~(笑)

優しくてイジワルで、でも優しくって・・・なんてもうもうもうっ!!
高彬にノックアウトでございます。
あ~どきどきが~!!!
ごちそうさま(?)でした(>v<)

ベリーさま

ベリーさん、こんにちは。

> イジワルで、優しくて。それでいて情熱的で。尽くしてくれて、でも手加減してるだなんて。カッコ良すぎです。それでまわりからは、朴念仁呼ばわり。何このギャップ!笑

もう最高ですよね~。
ほんと、瑠璃はいい殿方を捕まえましたよ。>

> あの藍様の絵がちらついちゃいますよね ウフウフ
> そうです ジューシーなんですよ!
> 瑠璃さんが羨ましい一言に尽きます!

チラつくどころか、これはモロ、藍さんのイラストから生まれた話です!
額縁入れて飾っておきたいですよ~、枕元にでもね。
高彬に見守られて寝てるって感じがして、更に良い夢見られそうですよ、ベリーさん!

>>みそさま

Mさん、こんにちは。

もちろん藍さんのイラストありき、ですよ~。
もう、あのイラスト見たら、私も気が高ぶっちゃって、とても平静ではいられませんでした。
消えませんよね、脳内からあのイラストが。
脳内の待ち受け画面に決定とでも言うんでしょうかね。
スーツの高彬もおねだりしておきましたからね、正座して待ちましょう。


イジワルで、優しくて。それでいて情熱的で。尽くしてくれて、でも手加減してるだなんて。カッコ良すぎです。それでまわりからは、朴念仁呼ばわり。何このギャップ!笑

いつだったか、高彬、「瑠璃さんは僕の本気を知らないからね」って言ってましたね^ ^
知りたい知りたい〜!もっとしりたい!

あの藍様の絵がちらついちゃいますよね ウフウフ
そうです ジューシーなんですよ!
瑠璃さんが羨ましい一言に尽きます!

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