社会人・恋人編<18>

※性的な描写があります、苦手な方は閲覧ご注意ください。




翌朝、目が覚めたらベッドの中に瑠璃さんの姿はなく・・・・・

と思ったら。

いたいた。

シーツに頭からすっぽりと包まっている。

「おはよう、瑠璃さん」

声を掛けると、瑠璃さんはさらにシーツの奥深くに逃げ込んでいき───






─Up to you !Ⅱ─<第18話>






「どうしたのさ、瑠璃さん」

笑いながらシーツの上から軽く叩くと「あー」だか「うー」だかの呻き声が聞こえてきた。

「二日酔いで頭が痛いとか?」

何となく瑠璃さんが呻き声をあげる理由は分かるんだけど、取りあえずひとつひとつ可能性を消して行こうと思い聞いてみると、案の上、シーツの中で瑠璃さんはぶんぶんと頭を振った。

「お腹が空いたとか?」

またしても、ぶんぶんとシーツが揺れる。

「・・・もしかして、・・昨日のこと?」

「・・・・」

少しの間の後に、コクンとシーツが頷く。

「どうしてさ」

「・・・・・」

「お風呂、一緒に入ったこと、やっぱり嫌だった?後悔してる?」

ううん、と小さくシーツが左右に揺れる。

「じゃあ、いいじゃないか。ほら、顔、出して」

シーツの上から頭を撫ぜると、やがて瑠璃さんの目だけが現れた。

目の淵が赤く、下手したら昨夜よりも、酔ってるんじゃないかと思うほど、のぼせたような顔をしている。

「おはよう。やっと顔が見えた」

笑いかけると

「おはよ・・・」

消え入るような返事が来たので、ぼくは瑠璃さんをシーツごと抱き寄せた。

今朝、瑠璃さんがこんな反応をするんじゃないかと言うことは何となく分かっていた。

昨夜の瑠璃さんは酔っていた。

正体をなくすほどではなかったにしろ、常ならぬ状態だったことは確かで、一夜明けたら、きっと昨夜の自分の振る舞いを悔やむ気持ちが出てくるんじゃないかと思っていたのだ。

「ぼくは嬉しかったよ。色んな瑠璃さんが見れて」

後ろから抱きしめながら言うと、瑠璃さんが何かを言った気がして

「え?」

聞き返しながら、耳を近づけた。

「・・が問題なのよ」

「え?」

「だから、それが問題なのよ。あんなにたくさん・・・」

そう言って言葉を濁すのは、さすがに自分で言うのは憚られるのだろう。

あの後、ぼくたちは一緒にジャグジーに身を沈めた。

ぼくの脚に瑠璃さんを乗せ、抱き合うように向かい合いながら、軽いのからハードなのまで、キスをたくさんした。

いい加減、のぼせそうになり、二人してジャグジーの縁に座り、そこでもキスを繰り返した。

「瑠璃さん、教えて欲しいことがあるんだけど」

「なぁに」

喉か渇き、冷蔵庫から出してきたペットボトルの水を、ジャグジーの縁に腰掛けたまま、二人して飲んだ後の会話だった。

「どこが一番、感じるのかな」

「え」

「瑠璃さんはどうやったら、一番気持ちいいのかと思って」

「・・・」

黙り込む瑠璃さんに構わず、ぼくは自分だけジャグジーに入ると、瑠璃さんの足首を掴み、脚を縁に置いた。

当然、瑠璃さんは大きく脚を開いた格好になる。

「あっ・・・」

慌てた瑠璃さんが脚を閉じるより早く、ぼくは秘所に舌を這わせた。

瑠璃さんの感じる場所をたくさん知りたかった。

男ほど単純じゃないわけだし、例えばだけど、感じたふりとか、いったふりとか、そういう演技みたいなことはして欲しくない。

その都度、瑠璃さんを、きちんといかせてやりたかった。

恥ずかしさからなのか、泣きそうな顔で脚を閉じたがったり、ぼくの質問に何も答えなかった瑠璃さんも、根気強く

「ここは?」

「これじゃ強すぎる?痛い?」

と聞いていくうち、だんだんと

「うん・・」

とか

「ううん・・」

と、か細い声だったけど、答えてくれるようになった。

その甲斐あって、と言う言い方はおかしいかも知れないけど、瑠璃さんは昨夜、ぼくの舌と指で、そのままの格好で何度も上り詰めた。

泣きながら脚を震わせる瑠璃さんを、ぼくは心底、可愛いと思う。

もちろん、ぼくもそのままで済むはずがなく、言われるがままのポーズでぼくを受け入れてくれた瑠璃さんの中で何度か果てた。

そのままシャワーを浴び、縺れ合うようにベッドに倒れ込み、そうしてそのまま朝を迎え───

瑠璃さんなんか、酒のせいももちろんあるだろうけれど、何度も上り詰めた疲労感からなのか、最後の方は文字通り、意識が朦朧としていて、ベッドに入った瞬間、気を失うように眠りについていたくらいだった。

だから、今朝の瑠璃さんの反応は、むべなるかな、なんだけど・・・

「ねぇ、瑠璃さん。ぼくは瑠璃さんのこと、色々知れて嬉しいと思ってるんだよ」

「・・・・」

「こうやって、どんどん本当の恋人同士になっていくんだなぁって。ね」

「・・・うん」

相変わらず、目から下はシーツに隠れたまま、それでも瑠璃さんは小さく頷いた。

「だろ」

頷き返し、もう一度、頭を撫ぜながら

「それより・・・、本当に大丈夫だったの?昨日、つけなかったけど」

ぼくとしては、そっちの方がよほど気になることだったので、改めて聞くと

「それは大丈夫よ。そういう、時期だから」

瑠璃さんは、今度は自信ありげに答えた。

「そうか・・。それなら、いいけど。でも、何かあったらぼくに必ず言うんだよ」

「・・・うん」

コクンと頷く瑠璃さんは、何だか子どもみたいに見える。

口には出さなかったけど<何かあったら、そうしたらこのまま瑠璃さんと結婚が出来るのに>なんて思う気持ちもあったりで、まぁ、ぼくは相当、瑠璃さんに骨抜きになっていると言うことなんだろう。

時計を見ると、もうじき9時になろうとしていた。

チェックアウトまでもう少しだ。

「ホテルを出て、朝ごはんでも食べようか。・・・瑠璃さん、シャワーは?いい?じゃあ、ちょっと浴びてくるよ」

ベッドから下り、バスルームに入ろうとしたところで

「高彬・・・」

名前を呼ばれ、振り返る。

瑠璃さんはシーツを胸元で巻いて、ベッドに身体を起こしていた。

「あたしも・・・・、高彬のこと色々、知りたい・・・。どうしたら、高彬が一番、気持ちいいのか・・」

真っ赤な顔をした瑠璃さんが、ぼくを見ながら言った。





…To be continued…


「もっとらぶポカを!」と言うリクエストをいただいたのと、私も(せっかくのいい機会だから、もうちょっと書きたいなぁ)と思いましたので、もうしばらく「らぶポカシーン」を続けることにしました。

本筋には必ず戻りますので、もうしばらく「らぶポカ」にお付き合いください。
(このシーンが伏線になるとか、そういうことは全くありませんので、苦手な方は読まなくても大丈夫なシーンです)

それにしても、鷹男。
自分がホテルのレストランを予約したばっかりに、こういう事態になっていると知ったら、さぞ悔しがるでしょうね。
『しまった、しまった。高彬にルームキーなど渡すのではなかった。瑠璃ちゃんの中で、俺がカスんでしまった』
なーんて思っていたりして。
まぁ、元からカスんではいるんですけど。(私の中では特に)


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Secre

非公開さま(Mさま)

Mさん、こんにちは。

>○好調ですね

笑いました!そんな使い勝手の良い言葉があるんですね(笑)(あえて伏字)
もしやMさんの造語??
そうなんですよ、チェックアウトの時間が刻々と・・・。
急遽の「らぼポカシーン」の延長ですので、色々やりくりに困ってるんです(笑)
さぁ、どうする高彬!

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