*** 筒井筒のお約束をもう一度・・37 <高彬・初夜編> ***
『なんて素敵にジャパネスク〜二次小説』
※このお話は初夜編(完結済み)の高彬サイドの話です。
*** 筒井筒のお約束をもう一度・・37 <高彬・初夜編> ***
翌朝、鳥のさえずりで目を覚ましたぼくは、寝床の中で一度、大きく伸びをした。
部屋に入り込む日差しの強さから、もう随分と日が高くなっていることが判り、どうやら寝過ごしてしまったらしい。
瑠璃さんの容態はどうかな───
起き出したところで
「おはようございます。少将さま。よくお休みになられましたか?」
部屋の隅に控えていたのか、小萩が控えめに声を掛けて来た。
「うん。良く眠れたよ、ありがとう。瑠璃さんは?」
「熱もお下がりになり、今日はずいぶんとご気分もよろしそうでございますわ」
嬉しそうに言い、手を鳴らすと角盥を掲げ持った女房が部屋に入ってきた。
後のことを女房に任せると小萩は退出して行き、ぼくはいつもよりも念入りに顔を洗った。
昨夜、泣いたせいか瞼が重く感じる。きっと目が腫れているのだろう。
思えば、物心ついてから、あんな風に声を上げて泣いたことはなかったように思う。
そのせいかどうか判らないけれど、昨夜感じた重苦しい気持ちは霧消しており、目の腫れとは対照的に気分はすっきりしていた。
そういえば大江も泣いた次の日にはどこか晴れやかな顔をしていたし、泣くと言うのは、気持ちに整理を付けるとか、踏ん切りを付けるとか、そういう側面があるのかも知れない。
まぁ、オトコたるもの人前で泣くようなことは出来ないけれど。
昨夜は寝ている瑠璃さんの前だったからこそ、泣けたわけで・・・・。
そこまで考えて、ふと、昨日(泣き方にも性格が出る)と思ったことを思い出した。
声を出して泣くなんて自分でも驚きで、と言うことは、ぼくはまだ自分でも判っていない性格があるということなのだろうか。
「あのう・・・右近少将さま・・?」
いつのまにか手が止まっていたのか、女房に声を掛けられて、ぼくはもう一度、勢い良く顔を洗った。
****************************************
身支度を整えて瑠璃さんの部屋に向かうと、廂のあたりに小萩が座っており、ぼくを見ると頭を下げ部屋に招き入れた。
昨日とは違い、すっかり着替えた瑠璃さんが部屋の真ん中に座っている。
髪にも櫛が入れられたのか、日の光を受けて艶々と光っていて、一目で容態が良さそうと判る雰囲気だった。
「顔色が良いようだね、瑠璃さん」
用意された円座に腰を下ろすと、瑠璃さんがぼくの顔をちらちらと見ていて、目の腫れでも指摘されるんじゃないかとヒヤヒヤしてしまう。
「ぼくの顔に何か付いてる?」
ごまかすように笑うと
「ううん。そんなんじゃないのよ」
瑠璃さんは慌てたように手を振り、それでも何か気になるのか、やっぱりぼくの顔を見ているのだった。
もしかしたら、ぼくの名前が出てこないのだろうか。
もう一度、自己紹介しようか迷っていると
「あの・・・」
瑠璃さんが口を開いた。
「なんだい」
「気分も良いし、外に出てみたいんだけど・・・。こんなに天気も良いし」
ちらりと外に目をやりながら言い、ぼくはすっかり嬉しくなってしまった。
外出したいだなんてかなり体調が良い証拠だし、何よりも瑠璃さんがぼくを頼ってくれたのが嬉しいじゃないか。
「いいね。桜も満開だ。一緒に見に行こう。連れてってあげるよ」
二つ返事で請合うと、側で聞いていた小萩は
「外に行きたいだなんて、やっぱり姫さまは姫さまですのねぇ・・」
嬉しそうに呟き、袖で目の辺りを押さえている。
瑠璃さんを抱きかかえ門をくぐり、うねうねとした小道を歩きながら
「瑠璃さんはね、外に出るのが大好きだったんだ。少し目を離すとすぐにお忍びをやらかしてね」
「お忍び?」
「そう。家の者に内緒で出かけること。・・わかる?」
瑠璃さんが小さく頷き、考えてみれば、そういう性格が仇になって怪我を負ってしまったわけで、ぼくは内心(うーむ)と考え込んでしまった。
やっぱり瑠璃さんを自由にし過ぎたのかもしれないな。内大臣さまも・・・ぼくも。
今回はことなきを得たけど、もしかしたら取り返しのつかないことになっていた可能性もあるわけで・・・。
こもごも考えていると
「あのぅ・・・・重くない?」
ぼくが黙りこんでいるのを何と思ったか、瑠璃さんが心配そうに聞いてきた。
「大丈夫だよ。ぼくは瑠璃さんより背も高いし力もあるからね。これくらいなんてことないよ」
実際、今までに何度か瑠璃さんを抱き上げたことはあったけど、その頃よりも瑠璃さんは更に軽くなっているように感じられる。
寝込んで、ろくに食べていないからだろう。
小萩に言って、もっと栄養のあるものを食べさせなければいけないな。
何なら京から食料を調達させようか。瑠璃さんの好物は確か・・。
「あ」
ふいに瑠璃さんが声をあげ、気が付いたらいつのまにか小道を抜け、目の前には野原が広がっていた。
野花が好き勝手に咲きみだれ、ところどころに生えている背の高い草は春の風に揺られ、その上には一見、雪かと見まごうような白いものが舞っており、それは良く見ると桜の花びらだった。
桜の木は野原を囲むように植わっており、どれも見上げるほどに大きく、一本の桜の下にある岩に瑠璃さんをそっと下ろす。
隣に腰かけて上を見ると、桜の枝振りで空が見えないほどだった。
「きれい・・・」
一緒に見上げていた瑠璃さんが、ほぅ・・とため息を付き、よく見ると瑠璃さんの髪に桜の花びらが数枚付いている。
指先でそれを取ってあげながら
「瑠璃さんは幼い頃、この野原で毎日、遊んでいたらしいよ」
話しかけると、少しだけ瑠璃さんの肩がぴくりと震えたように見えた。
「その、吉野君とか言う人と・・・・?」
「うん。そうだと思う」
頷くと、瑠璃さんはややしばらく黙り込んでから
「あの・・・。いやではないの?あたしが初恋の人との思い出の場所に行くことが・・・」
ぼくの目をまっすぐ見ながら聞いてきた。
うーむ。
ぼくは心の中でうなり声を上げた。
かなりの直球だぞ。
少しだけ考えて───心を決めた。
正直に言おう。
正直に「吉野に行かないで」と言えてたら、瑠璃さんは怪我なんかしなかったのではないのか──?
そう思った後悔を繰り返したくはなかった。
「全くいやじゃないと言ったら・・・・嘘になるかな」
意気込んだ割には──すごくイヤだった、と言えなかったのは情けないけど、それでもぼくにしたら正直に言えたといえるだろう。
ぼくは瑠璃さんに向き直った。
「でもね、瑠璃さん。瑠璃さんを好きな気持ちは、誰にも負けない自信があるんだ」
二人の視線がまっすぐに交じ合う。
「たとえ相手が亡くなった童だろうと、他の誰にだって、瑠璃さんを譲る気はない」
これ以上の本心はないからきっぱりと言い切る。ここでつかえるわけには行かない。
瞬きもせずにぼくの視線を受け止めていた瑠璃さんの目が、一回ゆっくりと閉じられた。
「だから、瑠璃さんが吉野に行きたいのならば行ってきたらいい、気の済むようにすればいいと思えたんだろうな」
少し俯き加減の瑠璃さんの顔からは、どう思っているのかは読み取れない。
桜を見上げると、瑠璃さんもつられたように顔を上げた。
思えば<初恋の君>や<吉野>のことで、ここまで正直に話したのは初めてのことだったし、瑠璃さんへの想いを正面切って伝えるのも初めてのことだった。
瑠璃さんの前でずいぶんとかっこ付けてたんだな、ぼくは・・・。
「・・・記憶を失くす前の瑠璃さんだったら、今みたいなこと聞いてこないだろうし、ぼくだって、こんなこと言わなかっただろうな。なにしろ瑠璃さんはとんでもないはねっかえりの姫だし、ぼくはぼくで、堅物の朴念仁だからね」
片肘張っていた自分が何だかおかしかった。
「あたしって、そんなにはねっかえりだったの?」
「昨日、言っただろ。ぼくは投げ飛ばされたり、池に落とされたって」
「ふぅん」
不本意そうに呟き、それでも
「なんだか・・・悪かったわね」
ぼそぼそと謝った。
自分のはねっかえりぶりを謝ってる瑠璃さんと言うのも何だかおかしくて笑いがこみ上げてくる。
「今みたいに、おしとやかな瑠璃さんって言うのも、なかなか良いものだね」
「普段がよっぽど、ひどいみたいな言い方ね」
瑠璃さんはムクれ、ぼくはたまらず吹き出してしまった。
笑いながら、確信していた。
ぼくは───
やっぱり瑠璃さんが好きだ。
記憶があるとかないとか関係なく<瑠璃さん>が好きなんだ。
今なら言えるかも知れない。
気付かれないように息を整える。
「そうだ。今の瑠璃さんにもプロポーズしておこうかな。おしとやかな瑠璃さんを見て、他の公達が瑠璃さんに心動かされないとも限らないからね」
瑠璃さんに言ってなかったこと───。
ぼくは瑠璃さんの手を取った。
<続>
(←お礼画像&SS付きです)
※このお話は初夜編(完結済み)の高彬サイドの話です。
*** 筒井筒のお約束をもう一度・・37 <高彬・初夜編> ***
翌朝、鳥のさえずりで目を覚ましたぼくは、寝床の中で一度、大きく伸びをした。
部屋に入り込む日差しの強さから、もう随分と日が高くなっていることが判り、どうやら寝過ごしてしまったらしい。
瑠璃さんの容態はどうかな───
起き出したところで
「おはようございます。少将さま。よくお休みになられましたか?」
部屋の隅に控えていたのか、小萩が控えめに声を掛けて来た。
「うん。良く眠れたよ、ありがとう。瑠璃さんは?」
「熱もお下がりになり、今日はずいぶんとご気分もよろしそうでございますわ」
嬉しそうに言い、手を鳴らすと角盥を掲げ持った女房が部屋に入ってきた。
後のことを女房に任せると小萩は退出して行き、ぼくはいつもよりも念入りに顔を洗った。
昨夜、泣いたせいか瞼が重く感じる。きっと目が腫れているのだろう。
思えば、物心ついてから、あんな風に声を上げて泣いたことはなかったように思う。
そのせいかどうか判らないけれど、昨夜感じた重苦しい気持ちは霧消しており、目の腫れとは対照的に気分はすっきりしていた。
そういえば大江も泣いた次の日にはどこか晴れやかな顔をしていたし、泣くと言うのは、気持ちに整理を付けるとか、踏ん切りを付けるとか、そういう側面があるのかも知れない。
まぁ、オトコたるもの人前で泣くようなことは出来ないけれど。
昨夜は寝ている瑠璃さんの前だったからこそ、泣けたわけで・・・・。
そこまで考えて、ふと、昨日(泣き方にも性格が出る)と思ったことを思い出した。
声を出して泣くなんて自分でも驚きで、と言うことは、ぼくはまだ自分でも判っていない性格があるということなのだろうか。
「あのう・・・右近少将さま・・?」
いつのまにか手が止まっていたのか、女房に声を掛けられて、ぼくはもう一度、勢い良く顔を洗った。
****************************************
身支度を整えて瑠璃さんの部屋に向かうと、廂のあたりに小萩が座っており、ぼくを見ると頭を下げ部屋に招き入れた。
昨日とは違い、すっかり着替えた瑠璃さんが部屋の真ん中に座っている。
髪にも櫛が入れられたのか、日の光を受けて艶々と光っていて、一目で容態が良さそうと判る雰囲気だった。
「顔色が良いようだね、瑠璃さん」
用意された円座に腰を下ろすと、瑠璃さんがぼくの顔をちらちらと見ていて、目の腫れでも指摘されるんじゃないかとヒヤヒヤしてしまう。
「ぼくの顔に何か付いてる?」
ごまかすように笑うと
「ううん。そんなんじゃないのよ」
瑠璃さんは慌てたように手を振り、それでも何か気になるのか、やっぱりぼくの顔を見ているのだった。
もしかしたら、ぼくの名前が出てこないのだろうか。
もう一度、自己紹介しようか迷っていると
「あの・・・」
瑠璃さんが口を開いた。
「なんだい」
「気分も良いし、外に出てみたいんだけど・・・。こんなに天気も良いし」
ちらりと外に目をやりながら言い、ぼくはすっかり嬉しくなってしまった。
外出したいだなんてかなり体調が良い証拠だし、何よりも瑠璃さんがぼくを頼ってくれたのが嬉しいじゃないか。
「いいね。桜も満開だ。一緒に見に行こう。連れてってあげるよ」
二つ返事で請合うと、側で聞いていた小萩は
「外に行きたいだなんて、やっぱり姫さまは姫さまですのねぇ・・」
嬉しそうに呟き、袖で目の辺りを押さえている。
瑠璃さんを抱きかかえ門をくぐり、うねうねとした小道を歩きながら
「瑠璃さんはね、外に出るのが大好きだったんだ。少し目を離すとすぐにお忍びをやらかしてね」
「お忍び?」
「そう。家の者に内緒で出かけること。・・わかる?」
瑠璃さんが小さく頷き、考えてみれば、そういう性格が仇になって怪我を負ってしまったわけで、ぼくは内心(うーむ)と考え込んでしまった。
やっぱり瑠璃さんを自由にし過ぎたのかもしれないな。内大臣さまも・・・ぼくも。
今回はことなきを得たけど、もしかしたら取り返しのつかないことになっていた可能性もあるわけで・・・。
こもごも考えていると
「あのぅ・・・・重くない?」
ぼくが黙りこんでいるのを何と思ったか、瑠璃さんが心配そうに聞いてきた。
「大丈夫だよ。ぼくは瑠璃さんより背も高いし力もあるからね。これくらいなんてことないよ」
実際、今までに何度か瑠璃さんを抱き上げたことはあったけど、その頃よりも瑠璃さんは更に軽くなっているように感じられる。
寝込んで、ろくに食べていないからだろう。
小萩に言って、もっと栄養のあるものを食べさせなければいけないな。
何なら京から食料を調達させようか。瑠璃さんの好物は確か・・。
「あ」
ふいに瑠璃さんが声をあげ、気が付いたらいつのまにか小道を抜け、目の前には野原が広がっていた。
野花が好き勝手に咲きみだれ、ところどころに生えている背の高い草は春の風に揺られ、その上には一見、雪かと見まごうような白いものが舞っており、それは良く見ると桜の花びらだった。
桜の木は野原を囲むように植わっており、どれも見上げるほどに大きく、一本の桜の下にある岩に瑠璃さんをそっと下ろす。
隣に腰かけて上を見ると、桜の枝振りで空が見えないほどだった。
「きれい・・・」
一緒に見上げていた瑠璃さんが、ほぅ・・とため息を付き、よく見ると瑠璃さんの髪に桜の花びらが数枚付いている。
指先でそれを取ってあげながら
「瑠璃さんは幼い頃、この野原で毎日、遊んでいたらしいよ」
話しかけると、少しだけ瑠璃さんの肩がぴくりと震えたように見えた。
「その、吉野君とか言う人と・・・・?」
「うん。そうだと思う」
頷くと、瑠璃さんはややしばらく黙り込んでから
「あの・・・。いやではないの?あたしが初恋の人との思い出の場所に行くことが・・・」
ぼくの目をまっすぐ見ながら聞いてきた。
うーむ。
ぼくは心の中でうなり声を上げた。
かなりの直球だぞ。
少しだけ考えて───心を決めた。
正直に言おう。
正直に「吉野に行かないで」と言えてたら、瑠璃さんは怪我なんかしなかったのではないのか──?
そう思った後悔を繰り返したくはなかった。
「全くいやじゃないと言ったら・・・・嘘になるかな」
意気込んだ割には──すごくイヤだった、と言えなかったのは情けないけど、それでもぼくにしたら正直に言えたといえるだろう。
ぼくは瑠璃さんに向き直った。
「でもね、瑠璃さん。瑠璃さんを好きな気持ちは、誰にも負けない自信があるんだ」
二人の視線がまっすぐに交じ合う。
「たとえ相手が亡くなった童だろうと、他の誰にだって、瑠璃さんを譲る気はない」
これ以上の本心はないからきっぱりと言い切る。ここでつかえるわけには行かない。
瞬きもせずにぼくの視線を受け止めていた瑠璃さんの目が、一回ゆっくりと閉じられた。
「だから、瑠璃さんが吉野に行きたいのならば行ってきたらいい、気の済むようにすればいいと思えたんだろうな」
少し俯き加減の瑠璃さんの顔からは、どう思っているのかは読み取れない。
桜を見上げると、瑠璃さんもつられたように顔を上げた。
思えば<初恋の君>や<吉野>のことで、ここまで正直に話したのは初めてのことだったし、瑠璃さんへの想いを正面切って伝えるのも初めてのことだった。
瑠璃さんの前でずいぶんとかっこ付けてたんだな、ぼくは・・・。
「・・・記憶を失くす前の瑠璃さんだったら、今みたいなこと聞いてこないだろうし、ぼくだって、こんなこと言わなかっただろうな。なにしろ瑠璃さんはとんでもないはねっかえりの姫だし、ぼくはぼくで、堅物の朴念仁だからね」
片肘張っていた自分が何だかおかしかった。
「あたしって、そんなにはねっかえりだったの?」
「昨日、言っただろ。ぼくは投げ飛ばされたり、池に落とされたって」
「ふぅん」
不本意そうに呟き、それでも
「なんだか・・・悪かったわね」
ぼそぼそと謝った。
自分のはねっかえりぶりを謝ってる瑠璃さんと言うのも何だかおかしくて笑いがこみ上げてくる。
「今みたいに、おしとやかな瑠璃さんって言うのも、なかなか良いものだね」
「普段がよっぽど、ひどいみたいな言い方ね」
瑠璃さんはムクれ、ぼくはたまらず吹き出してしまった。
笑いながら、確信していた。
ぼくは───
やっぱり瑠璃さんが好きだ。
記憶があるとかないとか関係なく<瑠璃さん>が好きなんだ。
今なら言えるかも知れない。
気付かれないように息を整える。
「そうだ。今の瑠璃さんにもプロポーズしておこうかな。おしとやかな瑠璃さんを見て、他の公達が瑠璃さんに心動かされないとも限らないからね」
瑠璃さんに言ってなかったこと───。
ぼくは瑠璃さんの手を取った。
<続>
(←お礼画像&SS付きです)