Can't Help Falling in Love!<最終話>

『なんて素敵にジャパネスク~二次小説*現代編』




           注)このお話は現代編・瑠璃バージョンです。
             時は現代、二人は大学生!
             「妄想もここに極まれり」のスペシャル・バージョンです。
             どんな妄想もウェルカム!な方は、スクロールしてどうぞご覧ください。  
             




          ***********************************************








 Can't Help Falling in Love!<最終話>








「る、瑠璃さん・・・。言ってる意味、わかってるの?まさか・・・ほんとに芝刈りだと思ってるんじゃ・・・」

やっとのこと絞りだしたような声で呟いた。

「思ってないわよ」

恥ずかしさのあまりブスっと言うと

「その・・・つまり・・・何ていうか・・・・だから・・・」

頭が回らないのか、みっともないくらいに動揺している。

「わかってるわよ!コービでしょ!」

キッと高彬に向き直った。

あー、もう、きっとあたしの顔は真っ赤に違いないわ。

顔と言わず、耳も首も熱い。

またくるっと前を向き、あたしは膝の上でぎゅっと手を結んだ。

「それくらい・・わかってるわよ・・・」

小さい声で呟くと、しばらく沈黙が続いて、アイスティーの氷がカランと綺麗な音を立てた。

その音で正気に戻ったのか、はっとしたように高彬が

「わかってるって・・・瑠璃さん・・・」

さっきよりはいくぶん落ち着いた声で話しかけてきた。

「コービって・・・・その・・・服着てちゃ出来ないんだよ・・・わかってる?」

「わかってる」

大きく頷きながらゆっくり答えると、それでもまだ疑っているのか

「瑠璃さんがびっくりするようなこと、するんだよ」

慎重に言葉を選ぶような話し方だった。

「・・・うん」

「たくさん、キスするよ。唇以外にも・・・瑠璃さんの身体中に、多分いろいろ」

「・・・・うん」

「イヤだって言っても・・・やめないよ」

「・・・・うん」

「瑠璃さんが・・・・」

「もういい!」

高彬の言葉を遮り、あたしは立ち上がった。

「そんなに言うなら、もういい!もう寝る!バカ!」

一生分の勇気出して言ったのに!

やっぱりあんたはただの朴念仁よ!

立ち去ろうとしたところを、すごい力で腕を掴まれて引き戻され、気付いたらソファに倒されていた。

「なっ・・・」

「わかった」

至近距離の高彬の顔は、動揺もなにもしてなくて・・・・初めて見る<男>の顔だった。

「・・・・」

「どれだけ我慢したと思ってるんだ。バカはひどいな」

「だって・・・」

キスで口をふさがれて言葉が途切れる。

噛み付くようなキスをしながら、高彬の手がブラウスにかかった。

・・・って、ここで?!

せめてシャワー!せめてベッド!

「ちょ、ちょっと待って、高彬・・・」

身をよじると

「やめないって言っただろう」

手を止めまいままに、そっけない返事が返って来た。

「ねぇ、お願い。シャワー浴びさせて。汗かいたし・・・」

ジタバタしてみても、高彬の身体が動くわけもなく、そうこうしてる間にブラウスのボタンはどんどん外されてしまっている。

仕方ないか・・な。

観念しかけたところで、何を思ったのか、突然高彬がムクっと起き上がった。

「・・・やっぱり、部屋に行こう」

返事も待たずにあたしの手を取ると、リビングを後にする。

高彬の部屋の前であたしは少し抵抗して、再度のお願いをしてみた。

「ね、お願い。シャワーだけでも浴びさせて。ね」

高彬はあたしを見下ろして、ちらりと脱がされかかったブラウスの胸元に視線を泳がせると

「じゃあ、3分で出ておいで。それと、シャワー浴びて気が変わったとか、そういうのは受け付けないよ」

それだけ言うと、自分もシャワーを浴びる気になったのかリビングの方に歩いていった。

「なんで3分なの!」

その背中に向かって聞いてみると、振り返りもせずに

「我慢できる限界の時間!」

と声を張り上げた。

「・・・もし気が変わっちゃったら?!」

「押し倒す!」

躊躇ない答えが返ってきて、一度も振り向かないままバタンとドアが閉まり、すぐに水音が聞こえてきた。

3分って・・・限界って・・・。

あっけにとられながらも、時間がないことに気が付いて、あたしはあわてて浴室に飛び込んだ。







***************************************************






きっかり3分でシャワーを終え出てくると、高彬が立っていてものも言わずに抱きかかえられ、そのままベッドに押し倒された。

どっちみち押し倒すんじゃない・・・なんて軽口は今はたたかないでおこう。

覆いかぶされてキスをされ、それまでのキスがどれほど手加減されていたのかをイヤと言うほど思い知らされた。

それから続く出来事は、高彬の言った通りで、身体中のいたるところにキスをされ、恥ずかしかったりびっくりしたりの連続だった。

それでも、イヤではなかったのは、きっと高彬がうんと優しくて、ずっとしがみついていられたから。

でも、ほんとのこと言って、少し、ううん、かなり痛かったけど。

すべてが終わってまどろみかけていると、高彬が何度もキスをしてきて、あたしは小さく笑った。

高彬の手が胸に伸びてふくらみを覆い、その瞬間、なんだか急に現実的なことを思い出してしまった。

そういえば高彬って、巨乳好きだったんだっけ・・・。

物足りなかったかな・・・?

恥ずかしくなってそっと手をどけると

「どうして」

不満そうに聞いてきた。

「だって・・・小さいし・・・」

ぼそぼそと呟くと

「そんなこと気にしてるの」

おかしそうに言って、あたしの頬を指でつついた。

「可愛いよ。瑠璃さんに合ってる」

「毎日、牛乳飲んでるのに・・・」

しまった!と思ったときにはもう遅く、恐る恐る高彬を見ると、一瞬、ポカンとして、次いでくっくと笑い始めた。

「瑠璃さん、牛乳飲んでるのって、もしかして・・・」

「違うわよ!」

違うと言ってみたところで説得力がないのは当たり前で、あたしは恥ずかしさのあまり布団を頭からすっぽりとかぶった。

「瑠璃さん、顔を見せて」

布団を剥ぎ取ろうとする高彬にしばらく抵抗してみたものの、あっさり剥ぎ取られ、そのまま後ろから包まるように抱きかかえられてしまった。

「瑠璃さんは、そのままで全部が可愛いんだから」

言いながら、ゆりかごのように身体をゆする。

「・・・・」

「ねぇ、瑠璃さん。正直に告白すると、夜中に何度も瑠璃さんの部屋のドアを蹴破ろうかと思ったんだよ。でもそんなことして嫌われたくないし、瑠璃さんの前でかっこつけるの大変だった。・・・うまくやれなかったらどうしよう、とかさ。男もいろいろ、大変なんだよ」

だからおあいこ・・・なんて耳元で言われ、じんわり嬉しくて、あたしはすっかり上機嫌になってしまった。

正直に・・・言っちゃおうかな?

白いブラウスのエピソードとか、テラスで帰りを待ってることとか、どうしてあたしがツルニチニチソウを大切にしているのか、とか・・・。

口を開きかけたあたしは、ふと思いとどまった。

身体のすみずみまで見られてしまったばかりだもの。

少しくらいの秘密があってもいいわよね。

ごめんね、高彬。女心をわかってね。

あたしはくるりと身体の向きを変えて、高彬の裸の胸に顔をうずめた。

高彬の匂いが、した。







*** fin ***




完結しました~!

タイトルの「Can't Help Falling in Love」の和訳は「好きにならずにいられない」です。
こう訳した方のセンスに脱帽です。素敵な訳だと思います。
瑠璃も高彬も、お互いに「好きにならずにいられない」んですね。

ツウニチニチソウの花言葉・・・・皆さんはご存知ですか?

応援コメントや拍手をありがとうございました。



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Secre

poncoさま

> 連載おつかれさまでした~!

ありがとうございます!

> 瑠璃が勇気を振り絞ってるのに、何してんの高彬!と突っ込みながら、

ここ、皆さんに総ツッコミされてるシーンなんですよ。
確かに瑠璃じゃなくても「もういい!」となりますよねぇ・・・。

> 3分って!

書きながら「あんたはウルトラマンか!」と思ってました。

> お互い気持ちは一つだったんですね~

そうそう、そうなんです!

> 次回作も楽しみにしてます~

はい、ありがとうございます♪

あさぎさま

> 最終話も、萌えポイントだらけで、何度も読み返してしまいましたvv

ありがとうございます!
あさぎさんの萌えポイント・・・どこだろう?(笑)

> この期に及んで念押しする高彬、じれじれするけど、でも、いかにもって感じですよね(笑)
> とはいえ怒らせて終わり・・・じゃないところが、彼の素敵なところ。

そうそう、そうなんです。
ある意味、見せ場を知ってる男。

> 「どれだけ我慢したと思ってるんだ」→原作の高彬を代弁して頂き、ありがとうございました(爆)

原作なんか、2年くらい我慢してましたもんね。
無事、結婚したあとも、帥の宮事件が起きて・・・涙なしには高彬を語れません(笑)

> 癒しのひと時を、ありがとうございました~☆

こちらこそありがとうございました♪

No title

連載おつかれさまでした~!
毎日の更新、うれしかったです(*^_^*)

瑠璃が勇気を振り絞ってるのに、何してんの高彬!と突っ込みながら、最後は決めてくれましたね!
3分って!あせってシャワー浴びる瑠璃ちゃんもかわいい。
お互い気持ちは一つだったんですね~

二人が仲良しだと、私も幸せな気分です。。。

次回作も楽しみにしてます~

お疲れさまでした~!

毎日の連載、お疲れ様でした!
最終話も、萌えポイントだらけで、何度も読み返してしまいましたvv

この期に及んで念押しする高彬、じれじれするけど、でも、いかにもって感じですよね(笑)
とはいえ怒らせて終わり・・・じゃないところが、彼の素敵なところ。
ちょっと強引なオトコ高彬に、そして一転してどこまでも優しい新夫高彬に、
元乙女の心も鷲掴みです~!!

「どれだけ我慢したと思ってるんだ」→原作の高彬を代弁して頂き、ありがとうございました(爆)
我慢して我慢して・・・(以下続く)、待ってよかったねぇ(涙)

またぜひ、現代版の二人に会えたら嬉しいです。
癒しのひと時を、ありがとうございました~☆

かいちゃんさま

> ☆でも、さすがに瑠璃さんに確認してる時は「もう!早くやってまえ!!」て関西弁丸出しで呟いてしまいました(笑)

やっぱりこのシーンの高彬は女子に評判悪いですねぇ(笑)

>でもその後の強引だけど優しい高彬に萌えー(*^3^)/~☆でした(笑)

そうです、そうです。高彬はただの朴念仁ではないんです。

>この後の話番外編で読んでみたいです(^3^)/

どんな展開になりますかねぇ・・・。個人的にはM弥とか気になるんですけど!(笑)

>楽しませていただいてご馳走さま(*^3^)/~☆いやいやありがとうございました(笑)

こちらこそ読んでくれてありがとうございました。

ぺんぺんさま

> 連載お疲れさまでした!

ありがとうございます!

> 更新が楽しみだったので、いざ終わっちゃうとさびしいです(>_<)今後の二人など、番外編描いて欲しいー!!

あ、そうですか?!楽しんでいただけたようで嬉しいです。
現代編も書いてて楽しいので、ちょっと考えてみようかな?

明日もぜひお立ち寄りください~♪

霧氷さま

> 現代編・瑠璃ver、完結おめでとうございます!

ありがとうございます!

> 昨日のハラハラドキドキの気分のまま読み始めて、高彬が瑠璃さんを怒らせてしまった時は

この場面の高彬、評判悪いんですよね(笑)

>「あんた、この期に及んでなにぐずぐず言ってんのよ!」と

あ、ここにも瑠璃が(笑)

>その後の高彬のオトコっぷりに心を鷲掴みにされちゃいました☆☆

ふふふ。さすが高彬ですね。

> こんな風に、ちょっとプツンと切れた(感じの)強引な高彬、大好きです♪

わかります!
普段との落差ですよね。
飲んだらイイ感じになるタイプ・・・なんでしょうかね?

> このお話は瑠璃さんに感情移入して、自分の若かりし頃を思い出したり(こんな素敵じゃないけど)、いつも以上に楽しませて頂きました。

恋っていいな、と書いてて思いました(笑)

みそさま

> 毎日毎日、更新が楽しみで楽しみで。(≧∇≦)

ありがとうございます!

> 男なら、四の五の言わせず、どーんと行動に出ちゃえばいいのに、この押しの弱さはなんなんでしょう。

これ、瑠璃が言ったのかと思いましたよ(笑)

> まあ、最後の最後には「男」を見せてもらえて満足ですが。(≧ε≦)

高彬はね、やるときはやってくれるんです!
でも、なぜかいつもそれが最後の最後なんです。
最初から「男」を見せてくれてもいいんですけどね(笑)

でも、そこが魅力ということで・・・。

> 明日も楽しみにしてますね!

はい!お立ち寄りくださ~い。

お疲れさまでした!

やったー!高彬良かったね(*^3^)/~☆でも、さすがに瑠璃さんに確認してる時は「もう!早くやってまえ!!」て関西弁丸出しで呟いてしまいました(笑)でもその後の強引だけど優しい高彬に萌えー(*^3^)/~☆でした(笑)3分てはやっ!!て思いながら、我慢してたし仕方ないよね(笑)その後の甘い展開にズッキュンやられちゃいましたp(^-^)qめっちゃ爽やかな最終回素敵でした(〃∇〃)連載お疲れさまでした(〃∇〃)この後の話番外編で読んでみたいです(^3^)/楽しませていただいてご馳走さま(*^3^)/~☆いやいやありがとうございました(笑)

連載お疲れさまでした☆

連載お疲れさまでした!
更新が楽しみだったので、いざ終わっちゃうとさびしいです(>_<)今後の二人など、番外編描いて欲しいー!!
亜美ちゃんにからかわれて、瑠璃さんと高彬は真っ赤になっちゃうのかな(*≧∀≦*)
瑞月さんの描く現代ジャパネスク、堪能させていただきました!ありがとうございました(o^-^o)

お疲れ様でした~☆

現代編・瑠璃ver、完結おめでとうございます!

昨日のハラハラドキドキの気分のまま読み始めて、高彬が瑠璃さんを怒らせてしまった時は「あんた、この期に及んでなにぐずぐず言ってんのよ!」と、原作の瑠璃さんばりに悪態をついてしまいましたが(笑)、急転直下、その後の高彬のオトコっぷりに心を鷲掴みにされちゃいました☆☆

こんな風に、ちょっとプツンと切れた(感じの)強引な高彬、大好きです♪

このお話は瑠璃さんに感情移入して、自分の若かりし頃を思い出したり(こんな素敵じゃないけど)、いつも以上に楽しませて頂きました。
素敵なお話をありがとうございました。

また次回作を楽しみにしています。

祝!完結

お疲れ様でした~!
毎日毎日、更新が楽しみで楽しみで。(≧∇≦)
瑠璃の可愛いさと二人のもどかしさに、キュンキュンしたり、やきもきしたりしてました。

しっかし高彬には最後まで、やきもきさせられてしまいました。
せっかくの瑠璃の頑張りを挫くような発言ばかりで…。
男なら、四の五の言わせず、どーんと行動に出ちゃえばいいのに、この押しの弱さはなんなんでしょう。
まあ、最後の最後には「男」を見せてもらえて満足ですが。(≧ε≦)
おめでとう!瑠璃!!
やったね!高彬!!

明日も楽しみにしてますね!
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瑞月

Author:瑞月
瑞月(みずき)です。

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