瑠璃

瑠璃って「おてんば」とか「口が悪い」とか色々言われているけど、今の時代の感覚で言ったら、ごくごく普通なんですよね。

今の時代の人がポンッと平安時代に行っちゃったような感じでしょうか。

平安時代の姫が今の時代にタイムスリップしてきたら「あの人、ちょっと変」と言われてしまうと思うので、瑠璃の周りからの評価って、そんな感じなのかなぁと思っています。

小説は瑠璃の一人称で書かれているから、案外、瑠璃を外から見た感じって言うのがわからないんですよね。

「ジャパネスク・ミステリー」での高彬の貴重な一人称では、瑠璃とのからみはなし。

高彬から見た「瑠璃×高彬」の掛け合いを見たかったなぁ。

守弥の「ダンディ」で、守弥から見た瑠璃が語られてるけど、あの話は

* 守弥が記憶喪失中

* 瑠璃も傷心中

なので、今一つ、普段の瑠璃って感じじゃないですし。

もしジャパネスクを現代のお話にしたら、瑠璃って平気で高彬にゴミ出しとかお願いしちゃうんでしょうね。

「ごめん!」

なんて両手を合わせてそう。

「まったく瑠璃さんは・・・」

とか言いながらも、ゴミ出しをする高彬・・・・・(笑)

平安時代は身分社会で、その上下関係が物語を面白くしている要素でもあるんだけど、その中で瑠璃と高彬は唯一、対等な関係なわけです。(あ、あと融も)

ほかの登場人物は上だったり下だったり。

なんとなく2人の力関係は瑠璃>高彬っぽいけど、でもそれはあくまで2人の性格や惚れた弱みが影響してるだけであって、あの2人は身分的にはどこまでも対等で。

だから2人とも伸び伸びしてるんでしょうね、お互いの前で。なんといっても幼馴染だし。

瑠璃の言い草じゃないですけど、ほんと、気取ったってしょうがないんでしょう。

瑠璃は年上の男性とうまくいくタイプじゃないように感じます。

同い年か年下。

だからやっぱり、瑠璃の相手は鷹男でも吉野君でもなくて、高彬が一番合うんだと思います。

第一、瑠璃はたくさんの女性の中の1人で我慢できるタイプではないし、何よりも窮屈な後宮に収まってる人ではないはず。

吉野君とだって、あれはちょっと思い出が美しすぎる感じがして、じゃあ、成長した瑠璃と吉野君が本当にしっくりくるか、となると、それはちょっとまた別問題のような気がするんです。

まぁ、吉野君が普通に育っていたら、どんな公達になっていたかにもよると思いますが。

鷹男も吉野君も瑠璃のことを「瑠璃姫」と呼んでいますが、高彬はこれはもうずっと「瑠璃さん」で、2人の仲の近い感じがこんなところからもうかがいしれますね。

瑠璃は「同情心」や「おかわいそう」って気持ちが、いろんな行動の原動力になっているんだけど(鷹男に対しても吉野君に対しても。絢姫とかにもそうですね)でも、高彬にだけは同情心を持ったことがないんですよね。

やっぱり高彬は、瑠璃にとって特別な人なんだろうなと思います。

高彬だって、瑠璃を叱ったりもするし、本気で瑠璃に腹をたてたりする瞬間だってあるはず。

でも、やっぱり特別だから、許せちゃうんでしょう。

大恋愛の感情とはちょっと違うけど、特別。

「特別」って「好き」より、ある意味、強いつながりです。

瑠璃も高彬も一番伸び伸びと振る舞えるのは、やっぱりお互いの前なのかなぁ・・と。

長く付き合っていく上で、どこまで自然体でいられるかってすごく重要なことですからね。

瑠璃は鷹男にはちょっとときめいてたし、吉野君のことはもう大絶賛してたけど、でも高彬のことは最初「ひとつ年下のガキ」扱いで、つまりはゼロかマイナスの評価なんですよ。

鷹男と吉野君は、なまじプラスの評価だっただけに、反対に言えば「こんなはずじゃなかった」ってマイナスになる可能性もあるけど、高彬にはそういうことはないわけです。

それが証拠に、高彬への評価は最後の方でグングン上がって行ってましたしね。

もちろん、高彬がそれ相応に「いいやつ&頼れるやつ」であったからですが。

そういえば、炎上編での高彬の大活躍。

あれは高彬の夫としての意地が多いにあったと思います。

もちろん由良と大弐に頼まれたからって言うのもあるとは思いますが、でもその前に、高彬は瑠璃に対して

『よくもまぁ、瑠璃さんは、そんなことをひとことも、ぼくに知らせずに・・・。ぼくは、そんなに頼りない夫なのか・・・・!』

と言っていて、その言葉を払拭するための行動として、最後の大活躍があるんだと思います。

あの後、おそらく鷹男の帝にもすべてが丸く収まるようなうまい報告書を提出しただろうし、結局のところ宮廷内ですべての帳尻合わせをしたのは高彬なんですよねぇ。

やっぱりいい男ですよ〜、高彬。

これで浮気しないって誓ってるんだから、言うことなしです。

そういう男に愛されてるんだから、やっぱり瑠璃はいい女なんでしょうね。

それにしても瑠璃

『あんたのこと、いつもカタブツだのなんだの、からかって悪かったわ。もう二度といわないわ』

なんて言ってるけど、コロッと忘れて言いそうなんですよねぇ・・・(笑)


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瑠璃×高彬

瑠璃×高彬。

この2人の面白いところは、決して手を組んで事に当たらないと言うことでしょうか。

敵対しているわけはもちろんないのですが、かといって協力し合って「事件」に立ち向かっているわけではない、ということろが、瑠璃と高彬の関係の妙と言えるのかもしれません。

「入道事件」も「帥の宮事件」も、そのどちらも瑠璃が勝手に事件に首を突っ込んでいく形です。

おそらく氷室先生は、2人の関係をそういう風に設定しておきたくて、そうせざるを得ない(瑠璃が高彬に協力を頼めない)スートーリーにしたのだと思われます。

そうすると、瑠璃は恋人に依存しない自立した女性、という一面が自然と際立ってきますしね。

そして、ジャパネスク全編を通してを「瑠璃と高彬のラブロマンス」として見ると、最初は完全に

*高彬の片想いから始まって

*次が両想いになったけれども、でもやっぱり高彬の方の思いが強い、となり

*そして最終話あたりで、ようやく本当の両想いになった

と言う感じになっています。

もしかしたら、最後は瑠璃の方が想いが強かったのかも??なんて気もします。

最初、瑠璃は高彬に対して

『右大臣家の四男だし・・・まだマシかも』

なんて打算もあったようですが、最後は

『あんたがいてくれれば右近少将じゃなくてもいいのよ』

になっていることからも、かな〜り瑠璃が高彬に惚れていることがわかりますよね。(高彬、良かったねぇ…)

もし続編があったのであれば、2人の関係性を氷室先生がどんな風に書いていったのでしょうね。

「瑠璃さん」「高彬」と呼び合うことに変わりはないように思えるのですが、でも、やっぱり瑠璃の高彬への思いは強くなったんじゃないかな〜〜と思います。

個人的には、大火傷で高彬を失うかも・・・と思ったときの瑠璃の心情を、もう少し詳しく書いてほしかったです。

それにしても、高彬は瑠璃さんのことが9歳の頃から好きで、もしそのことを守弥が当時から知っていたらどうなっていたんでしょうね。

だって、大切な若君が池に突き落とされたり(しかも歯を折ってるし)、相撲で投げ飛ばされたりして(笑)

規格外の姫だと知っていたら、もっと早くに手を打っていたのでしょうか。

高彬の三条邸通いは融が目当てだと思っていたんでしょうかねぇ・・・

守弥も家にこもってないで、三条邸にお伴していればよかったのに・・・(笑)



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