社会人・恋人編<89>

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社会人・恋人編<88>

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社会人・恋人編<87>

※多少、セクシャルな描写があります、苦手な方は閲覧ご注意ください。



耳朶の外側を舌でなぞり、甘く噛むようなキスを繰り返すうち、瑠璃さんの項がほんのりと赤くなってきた。

顎に手を掛け、顔をこちらに向かせ唇にキスをする。

今度は舌を入れ、口内を掻き回しながら乳房を揉むと───





─Up to you !Ⅱ─<第87話>






「・・んん・・」

瑠璃さんは吐息交じりの声を上げた。

どこまで、この明るいリビングで瑠璃さんがさせてくれるか試してみたい気持ちになり、ホックを外して露わになった乳房を両手で覆う。

細い肩が少し動いたけど、特に瑠璃さんは何も言ってこず、ぼくはそのままゆっくりと手を動かし始めた。

瑠璃さんの横顔をそっと見ると、さっきと同じように目を瞑り、ほんの少しだけど眉根を寄せているようにも見える。

先端を手の平で転がし、指先で摘むと、瑠璃さんの身体が少し固くなった。

耳にキスをしながら、その動作を繰り返すうち、だんだんと瑠璃さんがぼくに身体を預けてきて、しまいには力が抜けたように完全に寄りかかってくる。

手を下に這わせて行き、腰を辿り、そのまま下着に指を掛けて中に入れて行くと、パっと瑠璃さんに手を押さえられてしまった。

ぼくの手の甲の上に自分の手を置き、行く手を阻もうとするかのように力を入れている。

横から顔を覗き込むと

「・・ここじゃ、イヤ」

火照った顔で瑠璃さんが言い

「・・・」

いや、そんな顔で、そんなこと言われると、却ってここでしたくなるんだけど・・・

煽ってる気はないんだろうけど、瑠璃さんは男心をまったく分かっていない。

ぼくの沈黙を何と思ったのか

「ベッド、行きたい」

重ねて言ってくる。

いや、何を言いたいかは充分、分かってるんだけど。

「もうちょっとだけ、ここで。・・・ね」

頬にキスをして機嫌を取るように言うと、取りあえず瑠璃さんは口をつぐんだ。

どうせなら───

なんて言ったら瑠璃さんは怒るだろうから言わないけど、どうせなら、このままここでしたい。

感じてる瑠璃さんの顔も良く見えるし、たまには違う場所でと言うのも興をそそられる。

片手で瑠璃さんの手を外し、指先を進めていくと、瑠璃さんの脚に力が入り閉じられた───ような気がする。

「・・・」

だから、どうしてそう言う無駄な抵抗をするのかな、瑠璃さんは。

力でぼくに敵うわけないし、何よりも、そう言う仕草が男心に火を付けるのだと言う事を、本当にわかっていない。

どれくらい瑠璃さんが脚に力を入れていたかは知らないけど、ぼくはなんなく脚を開かせると、遠慮なく指を進めて行った。

しっかりと濡れたそこに、するりとぼくの指は滑り、今度こそ、瑠璃さんは

「あっ」

と小さく声を上げた。

思わず顔を見ると、瑠璃さんは首を横に振った。

濡れているのが自分で判っていたからこそ、ぼくが触るのを瑠璃さんは拒んだのかも知れない、と思うと、堪らない気持ちになる。

エロさと愛しさは両立するものなんだと言うことを、しみじみと実感する瞬間だ。

指を意識的に感じやすい所に当てがって動かすと、瑠璃さんは息を飲むように、無意識に腰を引いた。

引いたところでぼくの膝に座っているのだから、逃げ場なんかあるわけもなく、むしろ、もっとぼくに身体を密着させただけである。

後ろから抱きすくめ、動けないようにして愛撫を続けて行く。






…To be continued…


お休み前の更新は明日までです。
明日一回の更新で、らぶポカシーンが終わるのか心配になってきました。
私も高彬も、すっきりさっぱりした気分でお盆休みに入りたいものです。
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社会人・恋人編<86>

※多少、セクシャルな描写があります、苦手な方は閲覧ご注意ください。



頬に当たる瑠璃さんの胸は柔らかかった。

細い腰に腕を回したまま顔を上げると、ほんのりと頬を赤くしたまま、困ったような顔でぼくを見下ろす瑠璃さんと目が合った。

思えばこの角度は新鮮でもあり───




─Up to you !Ⅱ─<第86話>






小柄な瑠璃さんを見下ろすことはあっても、見上げる機会は少ない。

それは、通常でも、ベッドの上でも、だ。

果たして、瑠璃さんも、ぼくを見下ろすことを珍しいとでも思っているのか───

は、定かじゃないけれど、じっとぼくと目を合わせたままにしている。

腰に回していた手を瑠璃さんの頭に回し、屈ませてキスをした。

ともすれば、離れて行こうとする頭を強めに押さえてキスを続ける。

舌を入れるのはまだ先にして、まずは唇をじっくりと味わっていく。

柔らかい瑠璃さんの唇。

瑠璃さんが好きなキスは、軽く触れるようなのを繰り返すキス。

わざと音を立てながら繰り返してやると、(ふふ・・)と瑠璃さんが声にならない笑いを漏らした。

ブラウスの裾を引き出すと、中に片手を滑り込ませ、滑らかな肌に触れる。

瑠璃さんは少し身を捩ったけれど、すかさず腰に腕を回し、動きを封じるようにして手を侵入させていく。

細いウエストから少し窪みのある背中に手を這わせ、指先で窪みを下から上になぞり上げ───

ホックを外そうかどうしようか、一瞬、迷い、まだ外さないことにして、下着の上から乳房を揉むと

「・・ん」

と、瑠璃さんは声を上げた。

いきなり、を嫌がる瑠璃さんに拒絶されないように、下着の上から優しく揉みしだいていく。

瑠璃さんは目を閉じ、少し唇を噛んで、じっと何かに耐えているような顔をしていて、この顔はぼくが好きな顔の中でも上位にくるものだったりする。

瑠璃さんが、だんだん感じ始めている時の顔。

ブラウスを脱がせ、カーキ色のふわりとしたボトムスも続けて脱がせ下着姿にすると、ほんの少し瑠璃さんはたじろいだけど、特別な抗議はしてこなかった。

「瑠璃さん。ネクタイ、外してもらえる?」

そう言ってみると、意外にも瑠璃さんはコクンと頷いて、両手を伸ばしてきた。

「ボタンも」

ネクタイを外し終えたタイミングで言ってみると、またしても素直にシャツのボタンを外しにかかってくる。

同じことをお願いしても、良い時とダメな時があり、その違いがぼくには判らない。

深い意味があるのかないのか、ただの気まぐれなのか、その答えは瑠璃さんのみぞ知る、だ。

でも、どんな願いでも、叶えてもらえれば嬉しいし、さらに言うなら男なんて単純だから、調子にも乗る。

「座って」

瑠璃さんの手を取り、向こうを向かせると、ぼくの膝の上に座らせる。

座る瞬間、瑠璃さんの目線がちらりと窓の方に向き───

カーテンは閉まっている。

瑠璃さんも何も言わなかった。

後ろから腕を回し、抱きしめる。

次いで、肩に掛かる髪を両手でかき上げると、むき出しになった細い項にキスをする。

最初は優しく、段々と噛みつくようなキスを───

耳朶の裏に舌を這わせると、ビクリ、と瑠璃さんは身体を震わせた。






…To be continued…


イスから転げ落ち唐突に電話を切られた守弥のことなど、もう忘れました。
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社会人・恋人編<85>

『若君、デートクラブの件、調べが付きました。やはり、あの日、女性の名で登録したのは曽茅野氏でした』

守弥の淡々とした声がスピーカーから流れ───





─Up to you !Ⅱ─<第85話>






思わず瑠璃さんと目が合い、ぼくが口を開きかけると、瑠璃さんは「しっ」と唇の前で指を立てた。

守弥に自分が聞いていることを知られたくないらしい。

そうして、じろりとぼくを睨んでくる。

瑠璃さんの言いたいことは判っている。

自分に隠れてこんなことまで調べていたと言う事が、面白くないのだ。

(まぁまぁ)と目で宥め

「それは確かなのか?」

テーブルに置いたままの携帯に向かい言うと

『はい。あの日のデートクラブに残っていたデータログのIPアドレスと、春日どのの携帯に残っていた曽茅野氏のメールのIPアドレスが一致しましたから間違いありません』

「そうか・・」

『ですが、これを証拠として曽茅野氏に提示は出来ませんね。私もかなり法的にギリギリのところでデートクラブのデータログを入手してますから』

隣の瑠璃さんが肩をすくめる。

『少なくともデートクラブの件は、瑠璃さまの仕業でないことはこれで確定しました。しかし、まだ・・・』

「ばっ、守弥、おまえ・・・」

『まぁ、動画のアップは、まだ完全に瑠璃さまの仕業でないとは言い切れませんが』

「やってないって言ってるでしょ!」

ドン、とテーブルを叩きながら瑠璃さんが声を張り上げ、次の瞬間、スピーカーから「ひぃ」と言う短い叫び声と、ガラガラ、ドタドタ、と変な音が聞こえた。

イスから転げ落ちたのかも知れない。

『そ、その声は・・・!』

「そうよ!瑠璃さまよ!守弥。あんた、まだあたしを疑ってるの?」」

瑠璃さんは携帯を手に取ると、マイクに向かって凄んで見せた。

「・・・」

さすがの守弥も黙り込み、ぼくは慌てて通話ボタンを押した。

さっきとは比べものにならないくらいの迫力で睨まれ、ぼくはゴクリ、と唾を飲み込んだ。

守弥への怒りが、ぼくに向いてきたらしい。

「いや、ほんと、面目ないよ・・・」

どうしてぼくが謝らなきゃいけないんだと思いつつ、謝ってしまう。

「・・・」

「あいつも悪い奴じゃないんだけど、どうも考え方が偏屈と言うか、了見が狭いようなところがあって」

「大江も言ってたわ、兄は性格が悪いんですって。実の妹が言うんだから、間違いないんでしょうね」

瑠璃さんは(ふん)と鼻を鳴らしながら言い、そうして、ふと思い出したように

「ねぇ、そう言えば、煌も守弥のこと知ってたわよ。何て言ってたかな・・・。確か、煌のお茶だかお華だかの先生が、大江たちのお母上の姉妹の方だったとか」

「へぇ・・」

初めて聞くことで驚いていると

「ほんと、世間って広いようで狭いわよね」

守弥への怒りから気が逸れたのか、瑠璃さんがしみじみと言い、ぼくも大きく頷いた。

瑠璃さんは拳を口元に当て、何事かを(ふーむ)と言う感じで考えていて

「ねぇ、瑠璃さん」

ぼくは隣に立ったままの瑠璃さんにイスごと向き直った。

「今日、瑠璃さんが病院に行くと聞いた時、ぼくが何を思ったかわかる?」

手を取りながら言うと

「え?」

ふいを突かれたように瑠璃さんがぼくを見返してきた。

こう言う時は、一気に流れを変えるに限る。

手を取ったまま、じっと目をみてやると、思い当たることに行きついたのか、瑠璃さんの顔がほんのりと赤くなりはじめた。

「そうだったらいいな、と思ってたんだけど」

「・・・」

手の甲を優しく叩くと、はっきりと瑠璃さんの顔が赤くなり

「な、何、言ってるのよ」

口ごもっている。

座ったまま抱き寄せると、ぼくの顔がちょうど瑠璃さんの胸元に当たった。






…To be continued…


お盆に入ったらしばらくの間、更新をお休みするので、その前に少しばかりの「らぶポカ」シーン入ります。
自分への「暑中見舞い」です。趣味に走ってしまいすみません。
ストーリーの進みは停滞してしまいますが、しばしのお付き合いを。
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