更新情報

<2017. 8.23> 短 編 『 うつくしき、をみな 』更新しました!New!

<2017. 8. 22> 乳姉妹ブログ『後宮物語<13>』更新しました!New!

<2017. 8. 21> 乳姉妹ブログ『後宮物語<12>』更新しました!

<2017. 8. 20> 乳姉妹ブログ『後宮物語<11>』更新しました!

<2017. 8.19> 短 編 『 TGIF! 』更新しました!

<2017. 8.17> 乳姉妹ブログ 『「後宮物語」クイズの正解者の方の発表です。』更新しました!

<2017. 8.17> 乳姉妹ブログ 『奈良旅行記パート2(ジャパネスク聖地巡り)』更新しました!

<2017. 8.16.> 『限定公開記事、アップしました。(パスワード)』更新しました!

<2017. 8.16.> 『社会人・恋人編<89>』更新しました!

<2017. 8.16.> 乳姉妹ブログ 『奈良旅行記(ジャパネスク聖地巡り)』更新しました!

<2017. 8.10.> 『限定公開記事パスワード&更新のお休み&クイズのヒント』更新しました!

<2017. 8.10.> 『社会人・恋人編<88>』更新しました!


(←お礼画像&SS付きです)

** コメント専用 **

いつもたくさんの拍手やコメントをありがとうございます。

今まで拍手コメントへの返信を「更新情報」の中でしていましたが、そうすると読んでもらう前に下げてしまうこともあると思いますので、これからはコメントいただけるときは「コメント欄」からお願いしたいと思います。

どの記事にコメントをいただいても大丈夫ですが、こちらもご利用ください。

(いただいたコメントは、その記事に返信をいたします。非公開さまへの返信はイニシャルを書かせていただきます)


(←お礼画像&SS付きです)

ごあいさつ<最初にお読みください>

当ブログ管理人の瑞月(みずき)です。

ご訪問いただきありがとうございます。

気が付けばジャパネスクと出会ってから30年近くもたっていました。

何回読んだか、わからないくらいです。

感想や思ったことなど、自分自身の「まとめ」の意味でも書いていこうと思いたちましした。

好きすぎるゆえの辛口のつっこみなどもありますが、1ファンの勝手な感想ということでご容赦ください。

二次小説なども、アップしていくつもりです。

二次小説と言っても、瑠璃と高彬のいちゃいちゃぶりとか、そんな感じのお話です。

あまりにあからさまな表現はとっておりませんが、少しきわどいシーンもあります。

これまた1ファンの勝手な妄想としてご容赦願います。
1話完結のものもありますが、順番で読んでいただいた方がわかりやすいものもあります。

タイトルに「第○話」とふってあります。

ブログの特性上、最新作が一番上の記事になってしまいますのでご了承ください。

その話によって設定が違ってくることもあります。(瑠璃たちの結婚前、結婚後とか)

カテゴリーである程度は分けてありますので、興味のあるところからお読みください。

また、当ブログは原作に沿っておりますので、カップリングは瑠璃×高彬のみです。

読後のクレームなどは受け付けておりませんので、ご自身の判断でお読みになってください。

また、全てを読破した上での感想ですので、どれもこれもがネタばれとなりますので、未読の方はご注意くださいませ。

当ブログはリンクフリーではありません。

リンクをご希望される場合はご連絡くださいますようお願いいたします。(ブログの内容によってはご希望に添えない場合もございます)

当ブログ内の文章の無断転用はご遠慮下さいますようお願い致します。

コメントは承認制にしております。

管理人が不適切と思ったコメントは予告なくそのまま削除、または返信をつけない場合がございます。

また悪質な非公開コメントは、管理人の判断で必要に応じて公開する場合もございます。

『「なんて素敵にジャパネスク」あれこれ』及び、乳姉妹ブログ『「なんて素敵にジャパネスク」あれこれ*plus』に頂いたコメントの著作権は当ブログに帰属します。

公開しているコメントの、当ブログ外への持ち出しや無断転載は固くお断り致します。


注)当ブログは原作者さまや出版社さまとは一切関係がございません。


<2016.11.24改訂>


(←お礼画像&SS付きです)

***短編*** うつくしき、をみな ***

『なんて素敵にジャパネスク〜二次小説』




※リクエスト企画作品※

注)このお話は一話完結です。平安編設定の2人です。
               
        






***短編*** うつくしき、をみな ***







もう少し、早い段階で気付いておくべきだった────

いや、手を打っておくべきだった。

目の前には、きっちりと下ろされた簾。

そっと手で掬い、入って行こうとすると

「入っちゃダメ!」

中から、ツンケンとした瑠璃さんの声が聞こえた。

「瑠璃さん、謝るからさ。取りあえず、顔を見せて」

「嫌!だめ!無理!」

「・・・」

拒否の三連発。

どうしてこんな事態になったのか───

話は10日ほど前に遡る。



******



「沙耶姫を預かる?」

話があるから右大臣邸に寄って欲しいと由良からの伝言があり、久しぶりに仕事帰りに自室に戻ってみたら、由良はすでに部屋の真ん中に座っており、ぼくの顔を見るなり

「お兄さま、沙耶姫を預かってあげてください」

と言ってきた。

由良の隣には沙耶姫がいる。

沙耶姫と言うのは母方の縁戚の姫で、由良と仲の良いことから、ぼくも何度となく会っている姫だ。

由良よりも数歳下で、今年で12になるはずだった。

裳着も済ませておらず、切り揃えた前髪の下に見える目元が、どこか由良に似ている姫である。

「沙耶姫を預かるって、一体、どうして」

全く事態が飲み込めずに聞いてみると

「沙耶姫のピンチなんです」

「ピンチ?」

「はい、お願いします、お兄さま」

「お願いします、お兄さま」

ちなみに2度目の「お願いします」は沙耶姫で、兄がいない沙耶姫はぼくのことを「お兄さま」と呼ぶのだ。

「まぁ、別に預かるくらいならいいけど・・・」

一人は正真正銘の妹、もう1人はぼくを「お兄さま」と呼ぶ妹のような姫2人に頭を下げられるとどうにも落ち着かず、ついつい甘い返事をしてしまったのだけど、ぼくはすぐに後悔する羽目になった。

よくよく話を聞いてみると、まず沙耶姫の「ピンチ」と言うのは、来年に予定している裳着とセットにして、縁談をやんわりと勧められたことなのだそうで、昨今の結婚事情を思えば、それほどのピンチであるとは思えないと言う事。

裳着と同時に結婚すると言うのは、そう珍しいことではない。

そして、なぜ預かるかと言うと、親に対する「ストライキ」なわけで、まぁ、有体に言うと「家出」だと言う事。

更には、ここ右大臣邸に身を隠すことは、沙耶姫の親に取って想定内だから、ついては三条邸で預かって欲しいと、そう言う話であったと言う事。

一度は「預かるくらいならいい」と言ってしまった手前、今さらそれを180度覆すのも大人げない気もして、ぼくは一計を案じることにした。

まずは沙耶姫に、期間はきっちり一週間で、それを過ぎたら素直に自邸に戻ることを約束させ、裏で沙耶姫の親、つまりはぼくの叔父貴に連絡を入れ、沙耶姫はぼくが預かるから心配しないで欲しいと伝えた。

まぁ、これくらい、当然の根回しと言えるだろう。

後は瑠璃さんに事情を話し、三条邸の一部屋で一週間、沙耶姫を預かってもらえばいい。

一週間も家出の真似事をすれば、沙耶姫も気が収まるに違いない。

瑠璃さんに言ってみると、二つ返事で了解してもらえ、こうして沙耶姫は三条邸に一時預かりの身となった。

「妹が出来たみたいで嬉しい」

瑠璃さんは相好を崩して沙耶姫を迎え、全てはトントン拍子───

だったはずなのだが、3日目くらいから雲行きが怪しくなって来た。

仕事を終え、ぼくが三条邸に戻ってくると、大抵、沙耶姫は瑠璃さんの部屋にいることが多く、ぼくは2人の出迎えを受けることになるのだけど、何と言うか、沙耶姫が諸手を上げて歓迎してくれるのだ。

部屋に入って行くと

「お兄さま!」

今まで、瑠璃さんと遊んでいたであろう双六の賽を放り投げ、抱き付かんばかりの勢いで駆け寄ってくるのである。

「おかえりなさいませ、お兄さま」

「ただいま」

「おかえり」と言われたら「ただいま」と言わざるを得ず、そうなると、瑠璃さんは後ろで手持無沙汰に立ち尽くしている・・・

と言う格好になってしまう。

「お兄さま、今日はお仕事、どうでしたの?」

「何か、面白いことがありまして?」

矢継ぎ早に繰り出される質問に一つ一つ答えつつ、瑠璃さんの顔を窺うと、そこはやはり大人の女性のたしなみなのか、妻の貫録なのか、それは定かじゃないけど、微笑みを湛えた顔でぼくと沙耶姫のやり取りを見ている。

何となくホッとしていると

「お兄さま、沙耶と双六をして下さい」

「でも、今、瑠璃さんと・・」

「いいじゃない、高彬。沙耶姫としてあげなさいよ」

にっこりと瑠璃さんに言われ、結局、沙耶姫の相手をしてやることになった。

ルールをまだ良く分かっていない沙耶姫に教えてやりながらやっていると、沙耶姫は「もう一回、もう一回」と何度でもせがんでくる。

「さぁ、もう、今日はもう遅い時刻だ。沙耶姫も部屋に戻って寝なさい」

「お兄さま。沙耶もここで寝とうございます」

「それはダメだ」

「あらいいじゃない、高彬。ここで三人で寝ましょうよ」

「・・・」

またしても瑠璃さんはにっこりと言い、ぼくはこっそりと瑠璃さんの横顔を盗み見てしまった。

「・・・」

わからない。

本当の笑顔なのか、何か裏心のある笑顔なのか・・・・

だけど、沙耶姫がいる手前、それを聞くわけに行かないし、その夜は落ち着かない気持ちで川の字に寝ることになった。

この川の字の順番でもまた揉め、ぼくは何としてでも瑠璃さんを真ん中にしたかったのだけど、沙耶姫が

「沙耶はお兄さまの隣が良いです」

と言い、ぼくが真ん中で寝ると言う事態になってしまった。

「おやすみなさい」

ほどなくすると沙耶姫の寝息が聞こえ始め、それをしばらく聞いてから、ぼくは半身を起こして瑠璃さんを覗き込んだ。

目は閉じられ、寝てるようにも、寝たふりをしてるようにも見える。

わからない・・・。

「・・瑠璃さん」

小声で呼びかけても反応はなく、まさか揺さぶってみるわけにもいかず、諦めてそのまま眠りに就いた。

翌朝も、当然のように2人に見送られて出仕する羽目になり

「いってらっしゃいませ、お兄さま。つつがなくお勤めなさいますよう」

沙耶姫がませた口調で言い、その後ろで瑠璃さんは黙ってその様子を見ている。

車中、落ち着かない気持ちで首筋を撫でた。

愛人を持つと言う気持ちは、こんな気持ちなのかも知れない、と思う。

むろん、沙耶姫は愛人なんかじゃないけど、そう思う。

世間には、複数の愛人を持つオトコも多いけど、心底、尊敬してしまう。

あっちを立てればこっちが立たずで、皆、その辺りはどんな風に対処してるんだろうか。

そういえば・・・

ふと「源氏物語」の内容が思い出された。

かの光の君は、複数の女性を同じ邸内に住まわせていた。

確かその時に光の君は、例え他の女性の対の屋に泊まることになったとしても、帰宅した時は、まずは紫の上に顔を出していたような気がする。

読んだ時に「へぇ」と感心半分、呆れるの半分に思ったから印象に残っている。

沙耶姫は、一時的とは言え三条邸に住んでるわけだし、このことは心に留めておこう。

その道の達人の教えは、素直に聞いて置いた方が無難だ。

瑠璃さんがどう思っているのかは分からないけど、とにかく、帰宅したら、まずは瑠璃さんの部屋に直行しよう───

そう決心した矢先、もろくもそれは破られてしまった。

まだ陽のある早い時刻に帰宅することができ、足早に渡殿を歩いていると

「お兄さま!」

沙耶姫に見つかり、沙耶姫の部屋に引きずり込まれてしまったのだ。

結局、なんやかやと小半刻も引きとめられてしまい、急いで東の対の屋に向かったら、部屋に瑠璃さんの姿はなく、奇妙な顔をした小萩がぼくを出迎えた。

「小萩、瑠璃さんは?!」

勢い込んで聞くと、小萩は上目づかいでぼくを見ながら

「それが、部屋を飛び出してしまわれて・・・」

「飛び出した?!いつ?!」

「東門のざわめきに気付かれた姫さまが『じきに来るわね』とおっしゃられ、でも、待てど暮らせど少将さまがお見えになる気配がなく、遠く風に乗って少将さまと沙耶姫さまのお話になるお声が聞こえた途端、いきなり、すっくと立ち上がられて・・・」

「る、瑠璃さんは何か言ってたかい?」

「『あンの野郎』と・・・」

あンの野郎・・・

「他には?」

「『こうなったらプチ家出よ、家庭内別居よ』などと、ものすごい剣幕でおっしゃられ、そのままプイとお部屋を出て行ってしまわれました」

「・・・」

身の毛もよだつ言葉の羅列に、背中が震えた。

慌てて部屋を飛び出すと、瑠璃さんが行きそうなところを探してまわる。

だけど、思い付く場所を隈なく当たってみても瑠璃さんの姿はなく、ぼくは頭を抱えてしまった。

どこへ行ったんだろう、瑠璃さんは。

プチ家出、家庭内別居の言葉から察するに、外に出たとは考えずらいんだけど。

他に人目に付かずに隠れられる所といったら──

「・・・」

ふと、ひとつの場所が思い付き、急いで向かう。

辿り着いたのは車寄せだった。

ぼくが乗ってきた車が停まっている。

ここまで邸内を探していないんだから、いるとしたらここしかない。

そっと近づき、簾を手で掬い、入って行こうとすると

「入っちゃダメ!」

中から、ツンケンとした瑠璃さんの声が聞こえた。

やっぱり思った通りだった。

ぼくと入れ替わりに、車に乗り込んだのだろう。

簾からは手を離し、代わりに声をかける。

「瑠璃さん、謝るからさ。取りあえず、顔を見せて」

「嫌!だめ!無理!」

「・・・」

拒否の三連発か。

うーん、これはかなり手強そうだ。

「ごめん、入るよ」

返事を待たずに入って行くと、隅っこで膝を抱え膨れっ面をした瑠璃さんの姿があった。

断りもなしに入ってきたぼくを、ムゥとした顔で睨み付けてくる。

「瑠璃さん、ごめん」

隣に座り謝ると、瑠璃さんは身体ごとそっぽを向いた。

「本当、ごめん。真っ直ぐに瑠璃さんのとこに行きたかったんだけと、沙耶姫に引き留められちゃって」

ごめん、と顔を覗き込むと、また瑠璃さんは身体ごとぼくを避け

「ごめん」

「ごめん」

とそれを繰り返すうち、結局、瑠璃さんは一周してしまった。

「瑠璃さん」

このままだと埒が明かず、抱き上げ膝に乗せると、後ろから抱き締める。

「ごめんなさい、ぼくが悪うございました」

沙耶姫のませた口調を真似て言うと、瑠璃さんがクスリ、と笑う気配があった。

「・・・簡単に謝ったりして。本当にそう思ってるの?」

「思ってる。考えなしに幼い姫を預かったりして、本当に後悔してる」

「・・・」

「瑠璃さんも、妹が出来たみたいで嬉しいって言ってくれてたから、つい甘えて瑠璃さんに迷惑を掛けてしまった」

「それは別にいいけど。そう思ったのは本当だし。でも・・・」

「でも?」

「高彬、沙耶姫の言いなりなんだもん。沙耶姫、可愛いし・・」

「ムクれられて機嫌取るのも面倒だったし、まぁ、一週間の辛抱だって思ってたから」

「仲良くて、本当の兄妹みたいに見えたわ」

「由良がいるからね、兄業には慣れてるし。沙耶姫には兄君がいないから、昔からぼくを兄と思ってる節があるんだよ」

「あたしだって兄上が欲しかったわよ」

「・・・え」

「沙耶姫が羨ましい。あんなに素直に甘えられて」

「瑠璃さんも、ぼくに甘えたらいいじゃないか。何なら、期間限定で兄上になってあげてもいいけど」

「えっ」

よほどびっくりしたのか、瑠璃さんが身体を捻って振り返り、目を丸くしてぼくの顔を見ている。

「高彬が、兄上・・・」

「そう。どうかな。瑠璃さんが望むなら、お安い御用だよ」

「高彬がお兄さま・・・」

瞬きもせずに繰り返し言い

「高彬のこと、弟みたいと思ってたことはあったけど、兄上みたいと思ったことは・・・」

ぶつぶつと呟いたかと思ったら、はぁ、と大きな息を吐いた。

「やっぱり遠慮しとくわ。やっぱり高彬は高彬よ、兄上とは思えないわ」

「うん。だろ?ぼくも同じだよ。瑠璃さんのこと、姉さまみたいと思ってたことはあったけど、結婚した今となっては、やっぱり瑠璃さんは瑠璃さんなんだよ。姉上とか妹とか、そんな風には思えない」

「不思議だけど、その通りね」

「この先も、ひょっとしたら妹のような姫とかは出てくるのかも知れないけど、妻のような姫、なんて出てこないし」

そう言うと、瑠璃さんは吹きだして

「出て来たら一大事よ。分かってるでしょうね」

メッと怖い顔で睨む振りをしてくる。

「だから、出てこないって」

うつくしき、をみな───

ぼくにとっての「可愛い人」は、後にも先にも瑠璃さんだけなんだから、「妻のような人」なんて作る気もないし、そもそも生涯、妻は瑠璃さん一人なんだから・・・

その言葉が言わず、代わりに

「ねぇ、瑠璃さん、このままドライブに行こうか」

「ドライブ?!」

膝の上で瑠璃さんの身体がピョンと飛び上った。

「今日は東の市が開かれてる日だし、連れてってあげるよ」

「嬉しい!」

瑠璃さんとのドライブは楽しくて、ぼくたちは牛車の中でずっと手を繋いだまま、物見窓を開けてはおしゃべりしたり笑ったりしながら、久しぶりの夫婦水入らずの時間を過ごした。

やっぱり瑠璃さんと2人で過ごす時間は格別で、まったく持って、幼い姫なんか気軽に預かるものじゃない、と言う見解をぼくに強烈に印象付けた今回の出来事だった。

だけど、この話にはちょっとした続きがあり、小萩に何も言わずにドライブに出てしまったので、帰ったら、心配が高じた小萩に2人してこってりと叱られてしまったのである。

瑠璃さんのことで頭が一杯で、さしものぼくを根回しを忘れてしまったのだ。

終わることのない小萩の小言を聞きながら、小萩に取ってぼくと瑠璃さんは、出来の悪い妹と弟、のようなもの、なのかも知れないなぁ・・、とも思わされた一連の出来事ではあったのだった。





<終>


いただいたリクエスト内容は

設定は平安編で、高彬にとって妹的な存在の少し年下の可愛らしい姫が現れて、二人の仲良さそうな様子を瑠璃が目撃してしまいやきもちを焼き、高彬が瑠璃を宥めるのにあれこれいろいろ頑張るお話。
お兄さんぽい高彬と、年下の姫にやきもち焼く瑠璃が見たい。

でした。

妄想が膨らむ楽しいリクエスト、ありがとうございました!



この後、さぞかし「濃い」夫婦水入らずの時間を過ごしたと思われる2人に、クリックで応援をお願いいたします。
↓↓




(←お礼画像&SS付きです)

乳姉妹ブログ「後宮物語<13>」更新しました!

瑞月です。

いつもご訪問いただきありがとうございます。

乳姉妹ブログ「あれこれプラス」に「後宮物語<13>」をアップしました。


ランキングに参加しています。クリックで応援をお願いいたします。
↓↓



(←お礼画像&SS付きです)

乳姉妹ブログ「後宮物語<12>」更新しました!

瑞月です。

いつもご訪問いただきありがとうございます。

乳姉妹ブログ「あれこれプラス」に「後宮物語<12>」をアップしました。


ランキングに参加しています。クリックで応援をお願いいたします。
↓↓




(←お礼画像&SS付きです)

乳姉妹ブログ「後宮物語<11>」更新しました!

瑞月です。

いつもご訪問いただきありがとうございます。

乳姉妹ブログ「あれこれプラス」に「後宮物語<11>」をアップしました。


ランキングに参加しています。クリックで応援をお願いいたします。
↓↓




(←お礼画像&SS付きです)

***短編*** TGIF! ***

『なんて素敵にジャパネスク〜二次小説』




※リクエスト企画作品※

注)このお話は一話完結です。社会人編設定の2人です。
               
        






***短編*** TGIF! ***







隣の席の瑠璃さんの顔をチラチラと窺う。

ぼくが見てるのも気付かないくらい集中しているようで、一心不乱にパソコンに向かい、時には目を瞑ってブツブツ言ったりしている。

オフィスの壁に掛けられてる時計を見ると、時刻は2時半ジャスト。

後30分しかない。

大丈夫なんだろうか?

「瑠璃さん、大丈夫?」

遠慮がちに声を掛けてみると

「・・う・・ん」

顔も上げず、上の空の返事で、今は話しかけない方がいいと判断して、ぼくもパソコンに向かう。

何故、瑠璃さんはこんな状態なのか───

実は今日は「会社説明会」があり、ぼくと瑠璃さんが所属する「マーケティング部」の説明、つまりはプレゼンを瑠璃さんは一任されているのだ。

本当は他の人がやることになっていたのだけど、その人が盲腸炎になってしまい、急遽、人事部の方から瑠璃さんに声が掛かったのが3日前の火曜日。

どうして瑠璃さんに白羽の矢が立ったのかは定かじゃないけれど、瑠璃さんに拒否権はなかったようで、こうして瑠璃さんは大任を負わされてしまったのだった。

「大勢の人の前で話したことってあるの?」

人事部からのお達しを受けた後、瑠璃さんに聞いてみたら

「うーん・・」

と過去を振り返るような目で瑠璃さんは宙を見つめ、まぁ、考えるくらいなんだから、ほぼ無い、と言う事なんだろう。

「何人くらい来るのかしらね」

「去年は100人くらいだったけど」

「え。まさか、去年は高彬がやったとか?」

「そのまさか」

「ふぅん・・・、100人ねぇ。アイドルのコンサートを思えば、少ないと言える気もするけど」

「でも、実際、100人の前に立つと、案外多いし、それに数千人の前より、かえって100人くらいの方が緊張したりするもんだよ」

脅すつもりはなかったけど、経験を踏まえて言うと、しばらく難しい顔をしていた瑠璃さんは(良いことを思い付いた)とでも言うように顔を輝かせ

「100人と思わず、100個のジャガイモの前で話してると思う事にするわ。そうすれば、何とかなるでしょ」

と笑い、今に至るのである。

3日間ぶっ通しで残業してスライドを作り、全ての準備を整え、後は本番を待つだけなのだけど・・・

瑠璃さん本人がどうかは分からないけど、朝からどうも落ちつかない。

ぼくが緊張しても仕方ないんだけど・・・

瑠璃さん、上手くやれるのだろうか。

大勢の学生の前で、大ゴケするなんてこと、ないといいんだけど。

補佐と言う事で、ぼくも説明会に立ち合うことにしている。

一昨日、それを人事に伝えたら、どういうわけだか鷹男チーフが立ち合うことになっていたから、猛然と抗議をしてやった。

畑違いの鷹男チーフに、マーケティング部プレゼンの補佐なんか出来るわけないじゃないか。

文字通り、部外者は引っ込んでろ、と言うのだ。

「そろそろ行くわ」

思い切ったように瑠璃さんが言い、その声音は普段よりもちょっと固めで、やっぱり瑠璃さんも緊張しているようだった。

会場となる大きな会議室は学生の熱気に溢れている。

「うわ、多い」

入った瞬間、瑠璃さんは呟き、確かに去年よりも参加人数は増えているようだった。

控えのイスに座り出番を待つと、ほどなくして瑠璃さんの順番になり、壇上に瑠璃さんが上がって行く。

「それでは、我が社のマーケティング部の業務内容の説明を致します」

マイクを取り、瑠璃さんが話し始めた瞬間、室内からどよめきが上がった───ような気がした。

いや、正確に言うなら、声にならない無言のどよめきだ。

今まで壇上で話してたのが、人事課長の中年男性だったから、その余りの違いに驚いたようだった。

実際、マイクを通して聞こえる瑠璃さんの声は可愛さと聞きやすさを兼ね備え、かてて加えて、そのスタイルの良さも手伝って「アイドル」と言ってもおかしくないほどである。

マイクを握り、時々は言葉を噛みながらも、一生懸命にプレゼンをする瑠璃さんは、まさしくぼくの<アイドル>なわけで───

そんなことを考えながら瑠璃さんを見ていたぼくは、ふと、熱い視線を感じたような気がして、瑠璃さんから視線を外した。

熱い視線の元はすぐに判った。

いや、熱い視線はぼくに向けられていたわけではなく、瑠璃さんに、なのだ。

会議室内の男子学生が、じっと瑠璃さんを凝視している、ように見える。

今日の瑠璃さんは、学生の前で話すと言う事で、白いブラウスに黒のタイトスカート、黒のパンプスと言う普段よりもカッチリとした出で立ちで、それが却って色っぽさを醸し出している、ような気がする。

瑠璃さんが動くたび、綺麗な身体のラインが強調され、見慣れてるはずのぼくでさえ、正直、目で追ってしまうくらいだった。

ブラウス越しに判るバストラインに、細いウエストから続く形の良いヒップライン。

「・・・」

真面目にスクリーンを見ているのは、大半は女子学生で、男子学生はどうも視線が定まっていない。

おまえら、どこを見ているんだ、と気が気じゃなくなってくる。

今日のこの感じだと、瑠璃さん目当てで入社試験を受けてくる奴が現れるんじゃないだろうか。

出来ることなら、一人一人の肩でも叩きながら

『君たちのことは、彼女は「じゃがいも」としか見ていないぞ。残念だったな』

と言ってやりたいくらいだ。

それにしても───

と、ぼくは改めて瑠璃さんに目をやった。

多少の緊張を感じさせる横顔と言い、時折、無意識に髪を耳に掛ける仕草と言い、どうしてこんなに可愛いのだろう、と思う。

いつも間近に見てるせいか、ついつい当たり前のように思ってしまうけど、改めて見てみると、瑠璃さんは可愛くてスタイル抜群な人なのだ。

決して背は高くはないけれど、コンパクトにバランスよく整っている。

華奢なのにどこもかしこも柔らかいし、バストの形も申し分なく良いし、強く抱きしめたら折れそうなほどにウエストは細いし・・・

「・・・」

いや、何だか、マズいな。

ぼくは意識をスライドに戻し、邪まな気持ちを追い払った。



*****



「あー、終わった」

プレゼンを終え、会議室を出た瑠璃さんは、ドアを閉めた途端、大きなため息を吐いた。

「お疲れさま」

「まだ、ドキドキする。やっぱり人前で話すって緊張するわね」

胸に手を当てて言い

「上手だったよ」

「そう?良かった。でも、来年からは頼まれても断ることにするわ」

疲れたー、と言いながら、両手を上げ身体を伸ばしたりしている。

「今日は残業せずに帰ろうよ」

「もちろん、そのつもり。残業続きで気も張ってたから、もうクッタクタよ。金曜だし、定時に上がって早く家に帰りたい」

「いや、ちょっと寄りたいところがある」

「え。何よ、あたし、今日は早く寝たいんだけど」

「大丈夫。すぐに寝られるとこだから」

「・・・え」

終業チャイムと同時にタイムカードを押し、外で瑠璃さんと落ち合うと、そのままタクシーを停め、瑠璃さんを押しこんだ。

「な、何よ、高彬、どこ行くのよ」

「着けば分かるから」

後部座席で小声で聞いてくる瑠璃さんを適当にかわすと、5分ほどでタクシーを降りる。

「こ、こ、こ、ここって・・・」

「入ろう」

立ち尽くす瑠璃さんの手を取り、すぐに建物に入り込む。

建物の前でウロウロするなんて、愚の骨頂と言うものだろう。

ドアを開け部屋に入った途端

「高彬、まさか、ここってラブホテルなんじゃ・・」

「そのまさか」

「えーー、な、何よ、きゅ、急に・・・、あたしに断りもなしに」

「急にしたくなったから」

「したくなったから、って、そ、そんな・・、えーー、何?!ちょ、ちょっと!」

事態が飲み込めずアワアワしてる瑠璃さんを、そのままベッドに連れ込み、上から覆いかぶさりキスをする。

「ちょ、ちょっと、どうしたのよ、一体。あんた、まさか変なクスリでも飲んだんじゃ・・」

「飲んでないよ、何も。さっきの瑠璃さんが可愛い過ぎた」

「・・・」

「服もヒールも良かったし・・」

「何よ、高彬。あんた、あたしのプレゼン見ながら、そんなこと考えてたの?!」

「うん」

「うん、って・・」

「全部じゃないけどね、半分くらいは考えてた。いいオンナだなぁ、可愛いなぁって」

「・・・」

「そう思ったら、すぐに抱きたくなった」

「・・・」

「ダメかな」

「あたしはプレゼンでクタクタなのに・・」

「だからさ、瑠璃さんは何もしなくていいから」

「・・・」

「ぼくにプレゼンさせてよ」

「・・・」

「最大の努力で、ぼくの良さを伝えるから、さ」

「・・・」

「ね」

瑠璃さんは黙り込み、反論がないのは了承の証と言う事で、ぼくは黒いタイトスカートに手を伸ばすと、恋人の特権で太ももに手を這わせたのだった。





~Fin~


いただいたリクエスト内容は

「社会人編」 高彬目線。
金曜日の会議室、瑠璃にとって初めてのプレゼンを心配しながら見守る高彬。
一生懸命話す瑠璃の可愛さにズッキュンやられて、家に帰るまでがまんできずに、瑠璃を初めてラブホに連れ込む高彬。

でした。

そして末尾に「もちろん鍵つき大歓迎です(笑)」とのお言葉が添えられておりましたので、いずれ、ラブホ内でのあれやこれやのお話を鍵付きでアップしたいと思っています。

リクエスト、ありがとうございました!



プレゼンでドキドキ、初ラブホにドキドキ、高彬にドキドキ。
心臓がいくつあっても足りない瑠璃に、クリックで応援をお願いいたします。
↓↓




(←お礼画像&SS付きです)

乳姉妹ブログ「後宮物語」クイズの正解者の方の発表です。」更新しました!

瑞月です。

いつもご訪問いただきありがとうございます。

乳姉妹ブログ「あれこれプラス」に「後宮物語」クイズの正解者の方の発表です。」をアップしました。


ランキングに参加しています。クリックで応援をお願いいたします。
↓↓




(←お礼画像&SS付きです)

乳姉妹ブログ「奈良旅行記パート2(ジャパネスク聖地巡り)」更新しました!

瑞月です。

いつもご訪問いただきありがとうございます。

乳姉妹ブログ「あれこれプラス」に「奈良旅行記パート2(ジャパネスク聖地巡り)」をアップしました。

皆さん、藍さんが「あれこれ掲示板」に社会人編の高彬のイラストを投稿して下さいました。

そして、ご自身のブログにも、妄想が掻き立てられるイラストを投稿されています。

ぜひぜひ、ご覧になって、悶えちゃってください!


こちらから行けます↓

「あれこれ掲示板」

「花の宵夢アンコール」

出来れば画面を拡大して、瑠璃の肩とか腕のラインをよく見て下さいね!
透けてるんです!脱げかけてるんです!
それを後ろから高彬がーー!
高彬、あなた一体、何をしたの?
いや、何をする気?!


ランキングに参加しています。クリックで応援をお願いいたします。
↓↓




(←お礼画像&SS付きです)
プロフィール

瑞月

Author:瑞月
瑞月(みずき)です。

ランキングバナー

にほんブログ村

ランキングに参加しています。
楽しんでいただけましたら
クリックで応援をお願い致します。
1日1クリック有効です。
初めにお読みください
**当ブログの簡単な説明です**
当ブログは「なんて素敵にジャパネスク」の二次小説を掲載しております。 二次小説と言う言葉を知らない方や苦手な方は閲覧ご注意ください。 また読後のクレームはお受けできません。 「ごあいさつ<最初にお読みください>」も合わせてご一読下さい。
カテゴリ
別館
乳姉妹ブログ
日記ブログ
掲示板
なんて素敵にサイト様 
最新記事
ご訪問ありがとう(H23.11.28-)
**オンラインカウンター**
現在の閲覧者数:
コメントありがとうございます
お礼SSや「他己紹介」があります。
web拍手 by FC2
** あれこれ投票所 **
お好きなジャンルをお選びください。 投票は何度でも可能です。
*** あれこれ投票所2 ***
メールフォーム(ご用の方はこちらから)

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ